こんにちは!CTO の芹澤です。
前回投稿した「エンジニア採用が再びピンチ! 窮地を脱すべく改善施策の企画会議をしました」という記事ですが、おかげさまで多くの反響をいただけました。
みなさまから寄せられた意見は一部 saiyo-tasukete プロジェクトにも反映させておりますので、引き続きこちらも楽しみにお待ちいただければと思います。
さて、この投稿はそんな saiyo-tasukete プロジェクトに起票された「CTO からの大切なお知らせ」というチケットを元に書いています。
荘厳なチケットタイトルではありますが、お伝えすることは採用目標の具体的な内訳とその根拠についてです。
「採用がピンチです!」とだけお伝えしても、「どれくらい採用するつもりなのか?」とか「退職が相次いでいるのか?」といった点をクリアにしないと、安心してご応募いただくことは難しいかと思います。
なので、今回はその辺りを内情をご紹介できればと思います。
採用目標について
2021年のエンジニア採用目標は、ずばり33名となっています。
2021年開始時点での開発グループメンバーが53名なので、実に約1.6倍の増員を目指していることとなります。
ちなみに、2020年のエンジニア入社者数は27名であり、それを上回るペースでの採用目標であることもわかります。
では、なぜ私たちはこんなにも人を増やそうとしているのでしょうか。
人がやめているのかどうか
まずは退職状況についてクリアにしないといけないですね。
結論から申しますと、2020年に退職したエンジニアは0名です。
以下は、2019年と2020年の入退社データです。
前提として、退職が相次ぐなどをして人が足りなくなり採用を焦っているという状況ではないということを、ご理解いただければと思います。
目的その1: 事業の拡大
私たちが高い採用目標を掲げている目的は大きく分けて2つあり、その1つは「事業を拡大させること」です。
弊社のビジネスは、おかげさまで海外ユニコーン SaaS と比較しても遜色のないスピードで成長を続けております。
私たちとしてはこの成長角度をキープしていきたいと考えているのですが、当然ながら、それは現在のプロダクトを提供し続けるだけで達成できるものではありません。
既存のプロダクトに関しては、まだまだアップデートを続けていく必要があります。
以下の社長のブログに「プロダクトの完成度は「40点」である」という話がありますが、この投稿から1年たった今でも状況はそれほど変わっていないと思います。
それは、決してプロダクトのアップデートを怠っているわけではなく、機能追加を行い、お客様に使っていただけばいただくほど、また新たにやるべきことが見つかる、という連鎖が起こっているためです。
弊社では現在約10個のプロダクトを扱っていますが、いずれも日々活発に機能追加が行われています。究極のところ、SaaS に完成という概念はなく、利用していただくお客様がいる限り、進化は続くのだと考えています。
また、新しくプロダクトを増やしていくことにも取り組んでいます。
直近だと、以下のようなプロダクトをリリースしました。
SmartHR というと労務手続きを効率化するプロダクトの印象が強いかもしれませんが、それ以外にも、より多くの働く人々を後押しするために様々な領域でのプロダクト開発も進めています。事業計画と照らし合わせるとまだまだカバーできている範囲が狭く、今後もプロダクトを増やしていく予定です。
目的その2: キャリアの支援
2つ目の目的は、エンジニアメンバーのキャリア支援です。
弊社ではプロダクト単位でチームがあり、現状、各チームは必要最小限のエンジニアで構成されています。これは、少人数でスピーディに開発できるメリットがあるのですが、反面、リソースに余裕がなくチーム異動の調整が難しいというデメリットもあります。
先ほど約10個のプロダクトがあるとお伝えしましたが、それぞれ規模は様々で、各チームごとに異なるフェイズでの開発スタイルが経験できます。時にはゼロイチに挑戦し、時にはレガシーと向き合う。多様な経験を積んでキャリアアップにつなげていただくために、適度なチーム異動は必要と考えています。そのため、各チームにもう少し余裕を持たせて、無理のない範囲で異動が調整できるようにしたいのです。
上記諸々を考慮した結果、33名という採用目標が掲げられるに至りました。
人が足りていない現状の働き方
私たちがなぜ採用をしたいのか、という事情はお伝えできたかと思いますが、人が足りてないという状況下においては「1人当たりの業務負荷が高くなっているのでは?」と心配に思われる方もいらっしゃるかと思います。
ご安心ください。弊社ではアジャイル推進室の活躍によりアジャイル、スクラムの考え方が各チームに浸透していて、できるだけ個人やチームに負荷が偏らないような仕組みが構築されています。
ただ、こればかりは私の口からいくら「QOLの高い職場です!」と説明してもポジショントークにしかならないので、先日実施した「エンジニアの働き方」に関するアンケート結果にて、回答と替えさせていただければと思います。
こちらは、開発グループに所属するエンジニアを対象としたアンケートで、45件の回答を集計したものとなっています。
(2021/04/17 追記)
上記グラフの凡例表記により「入社初年度は有給付与日数が少ないのか?」といった不安や疑問を招いてしまっていました。大変失礼しました、補足させていただきます!
弊社では "入社日に" 15日の有給が付与されます。
凡例で「入社1年未満なので5日未満」とあるのは、「有給5日取得義務」との兼ね合いで有給取得が5日未満の選択肢を取り得るのが入社1年未満の方に限定されるため、このような表記となっていました。紛らわしいので、表記は修正させていただきました。
入社1年未満の方でも有給取得の気軽さなどは変わらず、5日以上取得している方もいらっしゃいますので、ご安心いただければと思います!
We are Hiring!
というわけで、今回はなぜ私たちがエンジニア採用を加速させていて、それがうまくいっておらずピンチな状況なのかをお伝えさせていただきました。
「よし、これなら安心して応募できる!」と思っていただいた方がいらっしゃいましたら、是非以下のサイトよりご応募いただければと思います。
「いますぐにでも応募したい!」という方のために、エントリーサイトも直リンクしておきます。
- https://open.talentio.com/1/c/smarthr/requisitions/detail/6632
- https://open.talentio.com/1/c/smarthr/requisitions/detail/7349
どうぞよろしくお願いします!