SmartHRは、2025年6月28日に京都府・先斗町歌舞練場で開催された 関西Ruby会議08 に Matz Sponsor として協賛し、10名が参加し、1名がスポンサーLTに登壇し、ブースも出展しました。
この記事では、前後イベントも含め、その模様をmotty と pndcat で手分けしてお届けします!

前夜祭
関西Ruby会議08 前夜祭 RejectKaigiは、はてな社の京都オフィスで開催されました。
どの発表も「Rubyが好きだから、Rubyで作る」という気持ちが伝わってくる発表でした。
一番印象に残っているのは、joker1007さんの「rubygem開発で鍛える設計力」です。
設計力を鍛えるために必要な「構造の共通点を見抜く力」と「それを抽象的に再構成する力」が紹介されていました。理論だけでなく具体例を交えて説明されていたので、設計に関する書籍の要点を聞いているような内容で、とてもわかりやすかったです。
また、joker1007さんのrubygem開発の実体験をもとに、gemにすることのメリットも紹介していました。私自身はgemを開発したことがないのですが、発表を聞いて、汎用的な課題を解決するgem開発に挑戦したくなりました。

本編
続いては、「関西Ruby会議08」本編でのスポンサーLT、セッションの感想、ブースの報告です。
私たちは、SmartHRのロゴが入ったおそろいのパーカーを着て参加しました!
ありがとうございました! #kanrk08 pic.twitter.com/xKU7aE0k6b
— SmartHR Developers (@smarthr_dev) 2025年6月28日
スポンサーLT
kinoppyd さんが「あなたのSQLiteに安らぎあれ」というテーマでスポンサーLTをしました。
3分の持ち時間では到底時間が足りないほどのボリュームでしたが、超高速LTで見事に乗り切り、会場を沸かしていました(笑)
SmartHRの@GhostBrain によるスポンサートーク「あなたのSQLiteに安らぎあれ」です。
— SmartHR Developers (@smarthr_dev) 2025年6月28日
3分で54枚あるみたい。
#kanrk08 pic.twitter.com/oZgJS9Awbq
印象に残ったセッション
今回、さまざまなセッションを聴講する中で特に印象に残ったものをいくつか紹介します。
Witchcraft for Memory @pocke
RBSのメモリ削減の話で、キーノートとして行われました。
Majo という memory profiler を自作して、メモリ使用量削減を達成したのが凄かったです。
また、Refork により、孫プロセスとの通信が難しくなりましたが、UNIXSocket.pair を使ってファイルディスクリプタを送受信できるようにして解決したとのことでした。
全体的に説明が丁寧で理解しやすい内容でした。
ふだんのWEB技術スタックだけでアート作品を作ってみる @Akira Yagi
小さなアナログ時計がたくさん並べられており、それらの集合がデジタル時計として時刻を表す作品でした。
発想ユニークだったり、完成度が高くて感動しました。
日々使われているWeb技術だけでも、このような作品を作れていることに驚きでした。
Wasmで実装していたのも素晴らしかったです。
Regional.rb and the Kyoto City @関西地域.rb
関西地域の地域.rbオーガナイザー達によるパネルディスカッションでした。
関西にもたくさんのRubyコミュニティがあることを知り驚きました。各コミュニティ、和気藹々してそうなのが伝わってきてよかったです。
これまで参加できていなかったのですが、どこかのコミュニティに行ってみようと思います!

SmartHRブース
SmartHRのブースでは、Rubyistと交流するために、「どこから来ましたか?」「使用しているAIツールは?」を投票してもらう参加型パネルを設置していました。
関西・関東からの参加者が多数でしたが、北海道や九州からの参加者もいて驚きました。
AIツールに関しては、ChatGPT、Geminiが圧倒的に使われているようでした。 CopilotやCursor、Claude Codeも使っている人は多いようです。

「SmartHRの増えてくアクキー」も頒布し、好評でした。 これまでのアクキーに加え、関西Ruby会議08限定のアクキーも配っておりました。 また別のイベントにてSmartHRが参加するイベントを見かけた際は、ぜひアクキーと一緒にブースにお立ち寄りください!

叡電LT
本編の翌日は、関西Ruby会議08 After Party: 叡電LTに参加しました。
叡電LTとは、「叡山電車を1両まるごと貸し切って、ライトニングトークしよう!」というイベントです。
車内放送用のマイクを使い、2〜3駅区間ごとに交代しながら発表していきます。

スケッチブックを使った発表、スライドを使った発表、マイク一本での発表、車内を歩き回るデモ、Ruby on Rails 🚃 など、本当に幅広い発表があり、とても楽しかったです!





前夜祭、本編、叡電LTと3日間を通して、「Rubyと作ろう」というテーマの通り、どの発表からもRubyで作るための工夫や、Rubyでコードを書くことの楽しさが伝わってきました。
関西Ruby会議08のオーガナイザーのみなさん、発表者・参加者のみなさん、ありがとうございました!
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