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未来へレバレッジをかけるためのレバレッジ推進ユニットの役割と今

未来へレバレッジをかけるためのレバレッジ推進ユニットの役割と今

こんにちは、SmartHR 品質保証本部のtarappoです。

次のテックブログに記載したとおり、品質保証本部では2025年1月から「レバレッジ推進ユニット」というユニットを組成し、活動をしています。

このユニットは、特定のプロダクトを担当せず、SmartHR全体の品質向上に貢献するために、レバレッジをかけられる領域にフォーカスする、というミッションを持っています。

この記事では、レバレッジ推進ユニットの活動の軸となっている「0.n → 1」への支援についてご紹介します。

これは、まだQA視点を届けられていない領域に対し、その価値を届け、具体的な成果へ繋げていくための中長期的な取り組みです。

QA視点が届けられていない領域の存在

QA視点を取り入れることで改善できることは、プロダクトを開発するチーム内では多く見つかります。実際、そういった開発チーム内へのアプローチは品質保証本部内の他ユニットで進められています。

一方で、スケールアップしている企業では、役割の分割などもあって開発チームの距離が少し離れた領域が増えていきます。
そのような領域の方々においては、QA視点を取り入れることで、何ができるのかが分かりにくい、あるいは十分に理解されていなかったりするケースも少なくありません。

こうした領域では、QAに対する解像度をあげる機会も少ないため「QA視点を加えることでどのようなバリューが発揮できるのか」が見えづらく、最初の一歩を踏み出しにくいのが現状です。

「0.n」の動き出しを捉える

そこで私たちは、まず始めに普段あまり関わりのなかった職種の方々(PMM、CS、SP)へのヒアリングを進めてきました。

その結果、周辺領域へのQA視点の導入が全くのゼロの状態ではないものの「0.n」といえる状態。 つまり、まだ小さな動き出しや課題・取り組みが見え隠れする状態があるということがわかりました。

これらは、私たちが加わってQA視点をより取り入れることで更なる価値を生み出せる可能性があると判断し、協業に関する取り組みを進め始めました。

今フォーカスしているところ

現在、私たちはこうした「0.n」の状態を、具体的な改善や仕組みとして仕上げ、価値を生み出した状態である「1」に育てることにフォーカスしています。

本当にQA視点を入れることでレバレッジがかかるかを、その領域のチームの方と一緒に動き、仮説検証をはじめだしています。

この取り組みを通じて、開発チームから少し離れた領域にもQA視点をもたらすことで、業務をより良くし、プロダクトにも良いフィードバックをもたらす。そのことで、SmartHR全社での品質への貢献に繋げていこうとしています。

そして、実際に取り組みが進み、バリューが出てきたあとは、各チームが自走してさらに広げていけるように支援することを考えています。

QA組織全体で進めるべきこと

現在私たちにとって重要なのは、このような「0.nの状態」の課題や取り組みをもっと見つけること、そして増やしていくことです。

そして、それを増やすためには、他職種の方々に対し、QAに対する解像度を上げていただくことが、結果として自ら0.nの状態を生み出すことに繋がるのではないかと考えています。

ただし、レバレッジ推進ユニットはあくまでもレバレッジをかけていくことを主体とします。
そのため、QAに対する解像度を上げていくということは、品質保証本部全体で進めていくべき課題といえます。

品質保証本部が組織として成熟していくにつれて、「0.n」や「1」、そしてその先の状態の課題や取り組みも増えていく。 私たちはそう考えています。

将来に向けた変化

本部の成熟度に応じて変化していく中で、私たちのアプローチも柔軟に変えていきます。

今は「0.n→1」への支援を進めていますが、将来的には「1→10」や「10→100」へと、より大きなレバレッジをかける取り組みに変わっていく必要があります。 その時に、レバレッジ推進ユニットとしてどういったことをすることが良いのかを組織の変化とあわせながら、常に考え進めていく必要があると思っています。

これから先のユニット

レバレッジ推進ユニットの本質は一貫して、「QA視点を活かし、すでにある取り組みをより良くしていく」ことです。

現在はそのアプローチの対象が「0.n → 1」にある状態ですが、それは組織の状況に即した今の選択にすぎません。

将来的に、組織の成熟度が上がり、すでに「1」や「10」になっている取り組みが増えれば、私たちのフォーカスもまた変化していきます。

例えば、「1→10」のフェーズでは、成果の見込めたプロセスを他部署に横展開し、各チームが自律的に取り組めるように支援する、といった活動かもしれません。
さらに、「10→100」のフェーズでは、その取組みを組織の基盤としての「当たり前」なものへ定着させることで、より大きなレバレッジを目指していくことが考えられます。

その柔軟さこそが、SmartHRの2030年までの事業成長を支える品質保証において私たちの取り組みが重要であり続ける理由だと考えています。

We are Hiring!

この記事を通して、SmartHRのレバレッジ推進ユニットが目指す方向性や価値について、少しでも興味を持っていただけたでしょうか。

もし「こういった取り組みの推進に興味がある」「もう少し詳しく話を聞いてみたい」と思っていただけたなら、ぜひカジュアル面談をご検討ください!私たちと一緒に、全社的な視点と横断的な活動を通じて、SmartHRの品質レベルの成長を支えていきましょう!

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