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「RubyKaigi 2024事後勉強会 ── 思い出が止まらない」を開催しました

こんにちは!
SmartHR基本機能を開発しているプロダクトエンジニアのpndcatです。
RubyKaigiオーガナイザーや、SmartHRのRubyKaigi運営スタッフもしていました。

今回は「RubyKaigi 2024事後勉強会 ── 思い出が止まらない」を開催したので、その様子をお届けします。

事後勉強会のアイキャッチ

また、「RubyKaigi 2024事前勉強会 ── 初参加でもこれで安心!」は以下の記事で紹介しておりますので、ぜひこちらも読んでいただけると嬉しいです。

tech.smarthr.jp

開催概要

5月31日にSmartHRで「RubyKaigi 2024事後勉強会 ── 思い出が止まらない」を開催しました。
RubyKaigi 2024事前勉強会は初参加の方向けのものでしたが、事後勉強会では「RubyKaigi 2024の思い出が止まらない人たちの感想をたくさん聞こう!」という趣旨で行いました。
事前勉強会に引き続きRubyKaigiチーフオーガナイザーの松田明さんも登壇してくださり、RubyKaigiの初参加者、RubyKaigi2回目以上の参加者、スピーカーやコミッターなど、さまざまな方からの熱いLTがありました。

90名を超える方々にお申し込みいただき、当日の出席率は95%になりました。
登壇者・参加者の皆さま、本当にありがとうございました!

smarthr.connpass.com

オープニング

司会は、SmartHRの16bit_idolさんです。
16bit_idolさんからは、会場の諸注意や名札に関するアナウンスがありました。

RubyKaigiは今年で5回目の16bit_idolさん

前説

前説は、SmartHRのinaoさんです。
最初に、本日の事後勉強会の登壇者を紹介しました。

事後勉強会の登壇者がとても豪華であると話すinaoさん

次に、事前勉強会と同様に参加者事前アンケートの結果を発表しました。
RubyKaigiの参加回数以外に、SmartHRの施策に参加した人数も紹介しました。
事前勉強会と事後勉強会の両方に参加した方が30人もおり、とても嬉しかったです。

参加者事前アンケートの結果を紹介するinaoさん

さらに、会場にいるRubyコミッターにRubyのコミッター活動とRubyKaigiの思い出を語っていただきました。

左から、RubyコミッターのSasada Koichiさん、sora_hさん、Samuelさん、nalshさん、akrさん、make_now_justさん、Saitoさん

最後に、RubyKaigi 2024スピーカーとRubyKaigi 2024運営(オーガナイザー、NOC、ヘルパー)の方からドラを叩いていただける方を募集しました。

誰のドラを叩くか相談している様子

松田さんのドラはキーノートスピーカーのPENさんに決定!

RubyKaigi 2024が初参加だった方によるLT

前説も盛り上がったところでLTが始まります。
最初は、RubyKaigi 2024がRubyKaigi初参加だった方からのLTです。

たのしいRubyKaigi ── 初参加なのにこんなことした!

トップバッターは、SmartHRのeminemさんによる「たのしいRubyKaigi ── 初参加なのにこんなことした!」でした。

RubyKaigiの準備も会期中も楽しかったと語るeminemさん

ドラ係は、ヘルパーで参加したvestige_さん

RubyKaigi First Effect!! 〜はじめてのRubyKaigi〜

次は、satoseriさんによる「RubyKaigi First Effect!! 〜はじめてのRubyKaigi〜」でした。

社内でもRubyKaigiに関するLTをしたと話すsatoseriさん

ドラ係は、RubyKaigi 2024で「Unlocking Potential of Property Based Testing with Ractor」の発表をしたohbaryeさん

speakerdeck.com

初めてのRubyKaigi!

次は、Judeeeさんによる「初めてのRubyKaigi!」でした。

ドラ係は、ヘルパーとRubyMusicMixinでDJをしたikarugaさんでした。

speakerdeck.com

github.com

RubyKaigi初参加だった方のLTは以上です。
いずれもRubyKaigi初参加だった方からの「RubyKaigi 楽しかった!最高だった!」という熱がとても伝わってくる発表でした。
Kaigi Effect の話もあり、Xでは「すごい!」「いい話!!」というポストばかりでした。

RubyKaigi 2024が2回目以上参加だった方によるLT

続いては、2回目以上参加だった方によるLTがスタートです!

本気で準備したRubyKaigi 2024 ── 今までで一番楽しかった!

最初は、わたしの「本気で準備したRubyKaigi 2024 ── 今までで一番楽しかった!」でした。

ドラ係は、NOCチームのk_hanazukiさんでした。

RubyKaigi中に出したブルーシールのフレーバーはこだわったと語るpndcat

speakerdeck.com

RubyKaigi で LT 初登壇したきっかけと感想

次は、RubyKaigi 2024のLT にて「The Journey of rubocop-daemon into RuboCop」を発表したFohteさんによる「RubyKaigi で LT 初登壇したきっかけと感想」でした。

ウォンテッドリーさんでは、RubyKaigiに参加するためにはプロポーザルを出す条件があると話すFotheさん

ドラ係は、RubyKaigi 2024で「RuboCop: LSP and Prism」の発表をしたkoicさん。Fotheさんが作ったrubocop-daemonRuboCopに取り込んだご本人

speakerdeck.com

RubyKaigiをより楽しむ方法

次は、youchanさんによる「RubyKaigiをより楽しむ方法」でした。

PENさんのキーノートが最高だったと語るyouchanさん

ドラ係は、NOCチームのunasukeさん

RubyKaigi 2024が2回目以上参加だった方によるLTは以上です。
RubyKaigiで初めてオーガナイザーやLTに挑戦して楽しかった!という話や、RubyKaigiをより楽しむための秘訣として、発表やTRICKにチャレンジすること、Rubyコミッターや気になるRubyistに話しかけてRuby Friendsをたくさん作ることが紹介されました。
Xでは「WantedlyさんのRubyKaigiの参加条件がすごい」「RubyKaigi 2025では発表やTRICK 2025をやりたい」というポストが多く見られました。

Rubyコミッター/RubyKaigi 2024スピーカーの方によるLT

会場もXもさらに盛り上がってきたところで、次はRubyコミッター/RubyKaigi 2024スピーカーの方によるLTが始まります。

RubyKaigi Decks

最初は、RubyKaigi 2024で「The depths of profiling Ruby」を発表したosyoyuさんによる「RubyKaigi Decks」でした。

RubyKaigiスピーカーあるあるを話すosyoyuさん

ドラ係は、RubyKaigi 2024で「Make Your Own Regex Engine!」を発表したRubyコミッターのmake_now_justさん

My favorite script, "dsl.rb"

次は、RubyKaigi 2024で「The grand strategy of Ruby Parser」を発表したRubyコミッターのYuichiro Kanekoさんによる「My favorite script, "dsl.rb"」でした。

早口で自己紹介をするKanekoさん

ドラ係は、RubyKaigi 2024で「From LALR to IELR: A Lrama's Next Step」の発表をしたjunk0612さん。Kanekoさんと同じくLramaのコミッター

speakerdeck.com

RubyKaigi Effect 2023 and...

次は、RubyKaigi 2024で「Namespace, What and Why」を発表したtagomorisさんによる「RubyKaigi Effect 2023 and...」でした。

Ruby Association 2023 Grantを最終報告提出したあとに実装を変更した裏話を語るtagomorisさん

ドラ係は、RubyKaigi 2024で「Cross-platform mruby on Sega Dreamcast and Nintendo Wii」の発表をしたyujiyokooさん

speakerdeck.com

IRB and Reline Kaigi in RubyKaigi 2024

次は、RubyKaigi 2024で「Exploring Reline: Enhancing Command Line Usability」を発表したima1zumiさんによる「IRB and Reline Kaigi in RubyKaigi 2024」でした。

RelineチームやRubyKaigi中の開発者会議について紹介するima1zumiさん

ドラ係は、RubyKaigi 2024で「An adventure of Happy Eyeballs」の発表をしたShioiさん。ima1zumiさんと同じくRubyKaigi Takeout 2021からの4年連続スピーカー

Rubyコミッター/RubyKaigi 2024スピーカーの方によるLTは以上です。
エモい発表からコミット直後の鮮度ある技術的な発表まで幅広く、さらに、LTの発表ネタ・トーク技術もとても高い発表でした。
Xでは「エモい!!」「発表がおもしろすぎる!」との声が続出です。

RubyKaigiチーフオーガナイザーによるLT

大トリを飾るのはRubyKaigiチーフオーガナイザーによるLTです。

たねあかし

最後は、松田明さんによる「たねあかし」でした。

RubyKaigiはいつごろから準備しているのか、開催地はいつ・どうやって決めているのか、PENさんのキーノートと国際通りの入口で流れていたMost Freshの動画はいつから準備をしたのかといった数々のたねあかしがされました。
また、RubyKaigi 2025愛媛県県民文化会館で実施されることも発表されました。
用意したスライドの半分しか話せなかったとのことだったので、たねあかしの続きが本当に気になりました。

RubyKaigi 2024の裏話を話す松田さん

ドラ係は、RubyKaigi 2024のキーノートで「Writing Weird Code」を発表したPENさん

写真撮影

発表後は、登壇者と参加者による記念撮影を行いました。
「RubyKaigiのかりゆしを着てきていただけるとうれしいです」と事前に連絡していたことで、当日は多くの方がかりゆしを着ていました(みなさま、ありがとうございました!)。
赤青黄緑のかりゆしも揃い、RubyKaigiの会場のようでした。

みんなで記念撮影

懇親会

懇親会では、RubyKaigi 2024と沖縄の思い出を語り合いました。
わたしも、スピーカーやLTで登壇した方に直接感想を伝えることができてとてもよかったです!

乾杯はRubyKaigi señor organizerのkakutaniさん

PENさんにRubyKaigiのキーノートの感想を伝えている様子

https://github.com/socketry/flappy-bird/pull/1 を一緒に書いているSamuelさんとunasukeさん

締めの挨拶をする松田さん

「では、来年の松山で!」で締めるオーガナイザー兼NOCチーム兼Rubyコミッターのsora_hさん

さいごに

RubyKaigi 2024事後勉強会のLTは全部おもしろいし、懇親会は楽しいし、本当に最高でした!!
また来年、RubyKaigi 2025でお会いできるのを楽しみしています。

SmartHRではRubyが大好きなエンジニアから、Rubyを書いたことはないけどRubyに興味があるエンジニアまで幅広く募集しています!
以下のリンク、またはXでpndcatまでDMをいただければカジュアルな面談からでも実施できますので、ご応募お待ちしております。

hello-world.smarthr.co.jp