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たのしいRubyKaigi ── 初参加なのにこんなことした!

こんにちは!SmartHRで基本機能を開発しているプロダクトエンジニアのeminemです。
先日、Rubyist6年目にして初めて念願のRubyKaigiに参加してきました!また、SmartHR社内の運営スタッフにも挑戦しました。
たくさんの貴重な、そして最高に楽しい経験をさせていただいたので、感じたことをざっくばらんにお話できればと思います。

RubyKaigi参加への想い

RubyKaigiのことは数年前から風の噂で知っていました。
参加した方に話を聞くと、誰もが口を揃えて楽しかったと言っていて、ずっと羨ましいな〜と思っていました。
しかもなんと今年は沖縄!!!ということで、沖縄も行ったことがなかった私は、これを逃す手はない!と思いました。

ちょうど1年前くらいに転職活動をしていたのですが、そのときにSmartHRを見て、RubyKaigiのスポンサーを長年していて社員も参加できるということを知り、非常に魅力的に感じました。SmartHRに入社したきっかけの一つといっても過言ではないです。

というわけで、2023年10月に入社して間もなく、RubyKaigiへの参加はもちろんのこと、社内の運営スタッフにも手を挙げました!

社内のRubyKaigi運営スタッフとしてやったこと

ここからは、私が運営スタッフとして挑戦したことをご紹介していきます。

利きブルーシールアイス大会への参加

RubyKaigi開催前に、利きブルーシールアイス大会という企画を実施しました。
これは、2チームに分かれて目隠しをした状態でブルーシールアイスを食べ、フレーバーを当てた数を競うという企画です。沖縄出身の社員で組んだ沖縄チームと、関東出身の社員で組んだ関東チームで戦いました。
私は関東チームとして参加したのですが、思ったよりフレーバーを当てるのが難しく、意見が割れたりしてとても盛り上がりました!

目隠しをしてブルーシールアイスを食べる様子

ブルーシールを食べてきた回数は圧倒的に多いであろう沖縄チームが勝利するかと思われましたが……。
結果は、関東チームが勝利しました!意外な結果でしたね。とても楽しかったです!

関東チームが勝ちました!やったー!

tech.smarthr.jp

スケジュールアプリの開発

SmartHRが行った施策の中で、私はRubyKaigi公式スケジュールアプリ(Schedule.select)の開発を担当しました。
今年は、従来のスケジュール管理機能に加えてチーム機能、プロフィール機能、トロフィー機能、フレンド機能を追加しました。また、モバイル端末で見たときにも画面が見やすく、操作しやすくなるようにレスポンシブ対応も行いました。

モバイル端末で表示したプロフィール画面。フレンドやトロフィーが表示されます

モバイル端末で表示したチーム画面。セッションに参加予定のメンバーのアイコンが表示されます

通常の業務と並行して開発を行っていたので、なかなか思い通りに時間が取れない難しさがあったり、自分の立ち回りの未熟さが多々あったと思うのですが、周りの方々のサポートのおかげでリリースすることができ、大変感謝しています!とくに、ほとんどの開発をやっていただいたkinoppydさんとyamakeeeeeeeeenさんには本当に頭が上がりません!というかぶっちゃけ自分はほとんど何もしていません……。ごめんなさい。
自分の未熟さを痛感したので、次の機会があったら今回の経験を活かしてもっと貢献できたらいいなと思っています。

それはさておき、スケジュールアプリはとっても素敵なアプリなので、ぜひ来年以降も使っていただけたら嬉しいです。
OSSなので、改善Pull Requestなどもお待ちしております。

tech.smarthr.jp

ドリンクアップの司会

SmartHRは2日目の夜にドリンクアップを行ったのですが、そこで英語の司会を担当しました。
私自身あまり英語に自信がないので、本番直前まで頭を悩ませていたのですが、最終的には勢いでなんとか乗り切りました。会場の皆さんが寛大で、笑ってくださったので本当に救われました。ありがとうございました。
inaoさんも一緒に司会を担当してくださったのですが、inaoさんとの絆がこのイベントによって一気に深まった気がします。

一緒に司会をしたinaoさんと

会場で沖縄の三線の演奏をしてくださったお姉さんが大変盛り上げ上手で、みんなでコールアンドレスポンスをしたり、参加者としても楽しい時間を過ごしました。

三線演奏のパフォーマンスで盛り上がる様子

smarthr.connpass.com

スポンサーブースの運営

RubyKaigi期間中、スポンサーブースにも立ちました。

一緒にスポンサーブースの運営をしたnanchanさんと

人労打」という、寿司打と同じシステムで寿司のネタの代わりに人事労務に関する単語が流れてくるゲームを用意していたのですが、これがかなり人気で、たくさんの方に遊びに来ていただけて嬉しかったです。
雰囲気的には大学の文化祭でやった屋台と同じ空気を感じて、ちょっと懐かしい気持ちになりました。

「人労打」をプレイする様子

空いている時間に他のブースも色々回りましたが、自社のブースとの違いがけっこうあったりして、面白かったです。他のブースはRubyに関するクイズに答える系が多かった印象でした。どれも趣向を凝らしたもので、大変楽しませていただきました!

tech.smarthr.jp

事後勉強会のLT登壇

RubyKaigi終了後、SmartHRで事後勉強会を開催しました。私はそこでRubyKaigi初参加の枠でLTをし、このブログに書いている内容を発表しました。
対外的なイベントでの登壇は初めてだったのでかなり緊張しましたが、参加者にはRubyKaigiで話したことのある方が多く、だいぶアットホームな雰囲気だったので、初舞台としては非常に恵まれた環境だったなと思います。
トップバッターということもあり、ハードルが0の状態で発表することができたのもラッキーでした。
結果的にはなんとか、トップバッターとして楽しい空気感を作るという使命は果たせたように思います。温かい目で見守ってくださった皆さん、ありがとうございました。

事後勉強会でLTを行う様子

tech.smarthr.jp

RubyKaigi期間中のできごと

ここからは、RubyKaigi期間中に参加者目線で感じたことを書いていきたいと思います。

Day0

初めての沖縄に胸が踊りました!調子に乗って、沖縄空港に着いて速攻ご当地Tシャツを3枚も買ってしまいました!めんそ〜れ!

nanchanさんと一緒にTシャツを爆買いする様子

その日はブースの設営をした後、asakusa.rbのドリンクアップに参加しました。
まだ肩の力が抜けず、なかなかSmartHR社員以外の方に話しかけることができませんでした。
そんな私とは対象的に、おそらくRubyKaigi歴の長い猛者の方々が色々な卓を回ってお話されていたのが印象的でした。自分も知り合いを増やして、話しかけられる人を増やしたいな〜と思いました。

andpad.connpass.com

Day1

多くの方がおっしゃっていましたが、私もご多分に漏れず、KeynoteのぺんさんのTRICKに度肝を抜かれました。金魚が泳ぎ回る美しいスクリプトを目の当たりにし、まるで魔法を見ているかのようでした。
こんな雲の上の方がそのへんにいらっしゃってお話できるRubyKaigiやばすぎるだろ...と思いました。

その日の夜はオフィシャルパーティーに参加しました。
海辺の素敵なBBQ会場で、沖縄の強い潮風を全身に感じました。
ここではDay0の反省を活かし、会場を動き回って色々な方とお話ししました。とにかく人がわいわいしていて、活気に溢れていて楽しかったです!

潮風に吹かれながらオフィシャルパーティーを楽しむ様子

ti.to

Day2

ランチの時間に、数社合同で有志で開催していたランチ企画に参加しました。
集合場所に集まった参加者からランダムにチームを組んでランチに行くという企画で、他社の新卒1年目の方や学生の方とお話できました!
参加者同士の交流を促進するとても素敵な企画だなと思いました。来年もぜひ参加したいです!

ランチ企画で美味しいしゃぶしゃぶを食べました

セッションは、恥ずかしながら勉強不足でほとんど理解できなかったのですが、登壇者の皆さんが楽しそうにお話されているのがとても印象的でした!
特にLTでkanekoさんが爆速早口でパーサーについて説明していたのが圧巻でした。ここまでの熱量があるのは本当にすごいなと思いました。

夜は先述したSmartHRのドリンクアップの司会をした後、RubyKaraokeに参加しました。ずっと伝統的に続いてきたイベントらしいのですが、コロナをきっかけに長らく開催されておらず、今年は久しぶりの復活だったそうです!私はカラオケが大好きなので、このイベントには飛びつきました!
会場に着くと、既に大盛りあがりで、Rubyistにこんなにカラオケ好きがいたのかと驚きました。参加人数は合計100人を超えていたと思います。1フロア貸し切りで、皆さん自由に部屋を移動して歌っていました。部屋ごとに選曲の傾向が違っていて面白かったです。中にはボドゲをやっている部屋もあったりしました。私は様々な部屋を渡り歩き、主にアニソンや80年代のシティポップを歌ったりしていました。
あっという間に時間が過ぎ、気づけば深夜3時になっていました。最高のイベントでした!これからも続いて欲しいです!

RubyKaraoke完走組!(写真はヤノ | ROUTE06さんのポストから拝借しました)

rubykaigikaraoke.doorkeeper.jp

Day3

RubyKaigiの最後を締め括ったMatzさんのKeynoteは、Rubyの未来についての話が聞けてわくわくしました!とくに、「Rubyはエンジニアが楽しく開発できるように考えて作った言語だ」という言葉には感動しました!だからこそ、RubyKaigiという素晴らしいイベントとそこに集う情熱に溢れたRubyistがいるんだなと納得しました。

夜はmovさん主催のアフターパーティーに参加しました。
国際のれん街というビルをまるごと貸し切って開催していて、色んな種類のお酒や料理が楽しめて最高でした!初日の緊張はどこへやら、この頃には「ここにいる全員仲間だ!」という気持ちになっていて、誰彼構わず乾杯していました。最後の方はハブ酒のショットが出てきて(テキーラではないところに沖縄らしさを感じますね)、無限に乾杯していました。もちろん、適量範囲内で!

その後はピクシブさん主催のRubyMusicMixinに参加しました。
普段エンジニアとしての一面しか見たことがない方がDJをぶん回している様はめちゃくちゃカッコ良くてシビれました!フロアも大いに盛り上がっていて、Rubyistの溢れ出るエネルギーを感じました!0時を回っても、勢いはとどまるところを知らず、ボルテージは高まる一方でした!
このパワーを肌で感じられるのが、RubyKaigiの大きな魅力の一つなのではないかなと思います。

mixin最高でした!!!!!!

connpass.com conference.pixiv.co.jp

はじめてのRubyKaigiを終えて

まず結論から言うと、参加して本当に良かったです!!!RubyKaigiのおかげで、たくさんいいことがありました!

ひとつは、知り合いがめちゃめちゃ増えました!
前述の通り、RubyKaigi期間中や事前・事後も含めたくさんのイベントがありました!また、会場内にも話のきっかけとなるような様々な仕掛けがあり、参加者と交流する機会がたくさんありました!
実は冒頭の自己紹介で自分の名前のリンク先になっているXのアカウントは、RubyKaigiの直前に作ったものなのですが、RubyKaigiを通して仲良くなった方々と交換して、70人くらいフォロワーが増えました!交換する機会がなかった方もいたので、合計すると少なくとも100人くらいとはお話したのではないかと思います。
前述の事後勉強会でのLTで感じたように、少しでも話したことのある方を見かけるとなんとなく心強かったりするので、知り合いが増えて本当に嬉しいです!

そして、Rubyがもっと好きになりました!
Rubyistの皆さんの情熱を生で感じて、Rubyに対して今まで以上に愛着を感じるようになりました。MatzさんのKeynoteの言葉通り、Rubyistが楽しんで開発できているからこそ、Rubyはずっと愛され続けているし、RubyKaigiはこんなに盛り上がるんだなと感じました。
Rubyがこの先も愛され続けるために、私も微力ながら貢献していけたらいいなと思います。

来年のRubyKaigiは松山!今からわくわくが止まりません...!また来年、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!

最高の思い出ができました!

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