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チームでホメと感謝を伝え合い、仕組み化した話

こんにちは!SmartHRで配置シミュレーションの開発を担当している、プロダクトエンジニアの @tommy6073 です。

今回は、最近チームで実践してきた「ホメと感謝」にまつわるお話をご紹介します。ちなみにSmartHRにおいて、ホメとは褒めることを意味しています。

ホメ祭り

2023年8月上旬に、チームで「夏のホメ祭り2023」と題して、互いのホメやチーム・プロダクトで達成したことを伝え合って自己肯定感を高め合う会を開催しました。
元々はSmartHRの別チームが行っていたものを、これは良いとメンバーの1人が私たちのチームでもやろうと企画・開催したものです。

ホメ祭りのやり方としては、事前準備として、オンラインホワイトボードツールのMiro上に、各メンバー、チーム・プロダクトの枠を用意し、各メンバーはそれぞれの枠にホメを記入した付箋を貼っておきます。
そして当日に、冒頭で、会の目的と、お約束ごと(ホメは主観で書いてOK、他者のホメを批判しない、といったもの)の説明を2分ほど行ったあと、ホメられる人を回しながら付箋を貼った人が順に読み上げ(1人10分ほど)、最後にホメられた人から感想を一言もらうということを繰り返す形で行いました。全体を通すと参加人数10人で1時間半ぐらいかかりました。

Miroに各メンバー、チーム・プロダクトの枠が用意され、付箋が大量に貼られている
Miroに付箋が貼られた様子

どんな様子だったかお伝えするため、各メンバーに対するホメをピックアップして紹介します。

  • いつも前向きに一生懸命取り組んでるし、成長してる
  • 自分のやるべきことに信念持って積極的に提案していってて素敵
  • ユーザー目線でプロダクトの機能を考えてくれる👏
  • どんなことでもバカにせず真摯に向き合ってくれるし、いつも優しくて、心の癒やし、私のお助け先
  • 落ち着きと冷静の間。いつも俯瞰で見て、違う角度からの投げかけとか問いかけしてくださるところ

こんなことを言われたら嬉しくなってしまうなということが並んでいますね。

また、チーム・プロダクトに対してもこんな声が寄せられました。

  • 学習意欲が高くて、小さく作って出すサイクルもしっかり回せてて、めっちゃ良いチーム!!
  • 気軽に相談できたり、心理的な安全性が高い空気で良い

良いチームであることを声に出して言えるってとても良いことですね。

最後に、手前味噌気味ですが、私に寄せられたホメを紹介すると、

  • 学習意欲が高いし行動してるしすごい

とのホメをもらえ、客観的にそう見えてるんだなぁと改めて自分の強みを再認識できました。

結果として会は大成功に終わり、参加者からは「自己肯定感が高まった」、「自分の新たな一面を認識できた」、「他の人のホメを聞いて嬉しくなった」、「人をホメることもスキルなので良い機会だった」、「脳が溶けた。脳内物質が出まくってやばい」といった感想を聞くことができました。

感謝とホメを伝えるワークフロー

ホメ祭りは大成功に終わりましたが、チームはこの祭りに飽き足らず、日常的にホメの機会があると良いと思い、今度はホメを仕組み化までしてしまいました。SmartHRでコミュニケーションツールとして利用しているSlack上に、感謝とホメを伝えられるワークフローを組み込んでしまおうというものです。
このワークフローはチームメンバーの1人が考えたもので、ワークフローを呼び出すとフォームが表示され、各項目を入力して投稿すると、チームが集まるチャンネルにメッセージが投稿されます。
ホメ祭りから間もなく、2023年8下旬から運用が開始されました。

感謝とホメを伝えるワークフローの入力画面。伝える人、思いの丈、当てはまりそうな価値観や基礎スキルを入力できる。
ワークフローを呼び出した画面

投稿すると、こんな感じのメッセージになります:

SlackのWorkflowで素敵なホメ・ワークフローをありがとう!というメッセージがシートにも刻まれる形で投稿されている。

ここで重要なのが、感謝とホメを伝えることだけがこのワークフローの目的ではないことです。
SmartHRでは、半期ごとの評価時に、他のチームメンバーの価値観や基礎スキルを表すエピソードを評価者に伝えます。この価値観とはSmartHRのバリューを体現できているかを表すものです(私たちについて|株式会社SmartHR)。

ワークフローで投稿した内容をGoogleスプレッドシートに蓄積することで、評価時のためのストックにできるのです。人間って忘れやすい生き物ですからありがたいですね。

こちらも具体的な感謝とホメの例をピックアップして紹介します。

  • 素敵なホメ・ワークフローをありがとう!
  • スプリントレビューのファシリやってくれてありがとう!ネクストアクションのしきりまで含めてすごい上手だな〜と思いました!!
  • 昨晩雑談していただいたおかげでぐっすり眠れました!またお話してください\(^o^)/

いや〜、やっぱり感謝されたりホメられたりって良いものですね。

この取り組みを通じて得られたもの

このような取り組みを通じて、心理的安全性が向上したからか、ミーティングでのみんなの発言数が増えた気がするというメンバーもいました。
また、ワークフローに関しては、狙い通り、評価にも使えるのが便利という声が上がりました。さらに、このワークフローは、他のチームにも輸出されて使われ始めました。感謝とホメの輪が広がって良い話ですね。

個人的には、こういったことを実践できる雰囲気があること自体がとても安心感があって、良いチームに属しているなぁという実感を改めて得ることができました。

まとめ

今回は配置シミュレーションチームで実践してきたホメと感謝にまつわるお話を紹介しました。
人はホメたりホメられたりすることで、こんなにもお互い気持ちが良くなるのだなという取り組みでした。

みなさんのチームでもホメと感謝、やってみてはいかがでしょうか?

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