こんにちは! UXライターの @aguringo です。今日は、エンジニアマネージャーの吉成さんに頼まれて、「SmartHRの開発者とパパママ業は両立しやすいのか」というテーマでブログを書きます。
なぜ、私がこの記事の担当になったのかと言いますと、私自身も娘を育てているママだからです。ちなみに、わが家のムスメさんはプリキュアの小さなお友達としての年齢を遥かに上回り、今では大きなお友達として毎週デパプリを楽しみにしています。
SmartHRでの働き方は、子育て中のパパママから見ると、どんな印象?
今回、協力してくれたのは、プロダクトエンジニア、プロダクトマネージャー、プロダクトデザイナーとして働く、計17名。お子さまたちの年齢層は0〜11歳で、半数が2人のお子さんを育児中です。
ストレートに「SmartHRって子育てしやすい会社だなぁと感じたことはありますか?」という質問を投げかけてみたところ、ほとんどの人が「ある」という回答でした。
子育てしやすい環境だなぁという印象を持っているみなさんのコメントを眺めていると、
- 休みに寛容、かつ休んでもキャッチアップしやすい
- 子どものいる人が多い
といった共通点が見つかりました。
「休みに寛容、かつ休んでもキャッチアップしやすい」という意見では、
- (子育て事由に限らず)突発的/あるいは特定時間帯の恒常的な休みに対し寛容(文化的・業務構造的に)
- 「子供が体調不良で明日休むかも」という話をしたら、「今日休まなくて大丈夫ですか?」と聞いてくれて優しさを感じます。
- 会議の記録を残す習慣があるので休んでもキャッチアップしやすい
- モブプロで自分がいなくても仕事が進むので、抜けやすい
といったものが寄せられました。 休むことに対して抵抗を感じないというのは、子育て層に限らず、SmartHRのプロダクトグループには共通の認識だと思います。
「子どものいる人が多い」については、人数そのものについての言及よりも、子育て層に対する共感や理解を感じているような声が多く見られました。
- 家族タスクで抜ける時にスタンプがつく
- 子どもが体調不良でお休みするときも「かぞくだいじに」というスタンプをみんなが押してくれて、後ろめたい気持ちなくお休みできること
- 子どもの対応で休憩に入るときに 「いてらー」な感じの絵文字がつくので、心理的安全性高い
- 子持ちの方も多いので、zoomに突然子の声が入ってしまっても理解があるので辛い気持ちにならない
- パパママ部があっていろいろな育児に関する小話やHow toを知る機会があって楽しい
実例:フルフレックス、フルリモートを活用したタイムテーブル
SmartHRの勤務体系はフルフレックス、そしてプロダクトサイドの従業員はフルリモート勤務が可能です。 今回、子育て中の社員から、SmartHRの働き方で子育てするうえで役に立っているものを聞いてみた時に、圧倒的多数で回答が集まったのが、この2つでした。
フルフレックス(コアタイムのないフレックス制度)については、
- チーム内に子育て中のメンバーが何人かいて、フルフレックスで働いているので自分も早退や途中抜けがしやすい
- フルフレックスなので、平日昼間に休憩をとって授業参観に参加できた
といったコメントも寄せられました。
では、一体、SmartHRの開発者パパママは、どんな風に1日を過ごしているのか? とある日のタイムテーブルを公開します!(※以下は、毎日繰り返されているものではなく、あくまでも「こんな使い方もある」という実例です)
朝型のみなさん
朝5時から勤務開始ができるのも、SmartHRの特徴です。SmartHRでは、フルフレックスのフレキシブルタイムが6:00〜22:00の間でしたが、「仕事を朝5時にスタートできると、(朝・昼の休憩をはさんで)8時間以上の仕事時間を確保しつつ、17時頃に退勤し、夕方〜夜の時間を家族と過ごしやすくなり、仕事と家庭の両立に都合が良い」という意見から、フレキシブルタイムを朝5時からに変更しました。
健康管理上、最短9時間、推奨11時間以上のインターバルをとることを条件に、始業可能時間を1時間繰り上げることにしました。
子どもの生活リズムに合わせつつ、家事や仕事の時間を確保するには、深夜帯より子どもよりも早起きして確保する方がラクだし精神衛生上良いというのは、私も経験上わかります。
毎日朝5時から勤務開始という人は少数ですが、フルリモートで通勤時間がないので、朝8時過ぎになると子どもを保育園に送った人たちが始業開始している様子は、毎日Slackで観測できます。
お迎えで中抜けや夕方に退勤する人
お迎え時間が比較的早い幼稚園にお子さんを通わせている家庭もSmartHRには多い印象があります。 お迎え時間に合わせてフレキシブルに休憩を挟みながら、業務時間を調整しています。
子どもを寝かしつけたあとに働く人は…?
SmartHRでは、緊急事態宣言の影響で保育園に子どもを預けられず在宅保育をすることになった従業員に対して、一時的に22:00〜26:00のいわゆる深夜時間帯にも本人裁量で勤務可能としたことがありますが、今回コメントしてくれた人たちの中には利用者はいませんでした。 子どもの就寝タイミングで一緒に寝てしまったりと朝型の人が多いようですね。
SmartHRの出産・育児に関する制度
ここまでは、SmartHRでの働き方が育児しやすいかどうかについて紹介してきましたが、もちろん、SmartHRには出産・育児に関する制度があります。 今回、話を聞かせてくれたメンバーの利用率は低めでしたが、特に出産関連の制度は入社後にお子さんの誕生の機会がないと利用できないのでこのような結果になりました。
SmartHRの出産・育児関連の制度(一部概要)
- 「育児環境を整える手当 a.k.a 出産祝金」→ 入社日以降に、子どもが生まれた従業員に対して手当として10万円を支給
- 「出産育児特別休暇(旧称:パパママ休暇)」→ 特別な有給休暇を10日間付与
- 育児社員の時短勤務→ 小学生以下の子どもを育児中の従業員の時短勤務制度
また、男性の育児休業取得率が低い水準のままという課題から、2022年10月に「産後パパ育休(出生時育児休業)」「育児休業の分割取得」が施行されることが話題になっている、法定の育児休業制度については、SmartHRでは2カ月育休を取得するパパ開発者が多いです。人事評価機能チームでは、今年はほぼ誰かが育休を取得中という状況です。 コメントにも、
- 子供が生まれるという同僚は育休を積極的に取っているのを観測しており、自分も同じ状況だったら取りやすいだろうなぁと思っています
という声がありました。
さて、今回はSmartHRの開発と子育ては両立できるのか?ということで子育て中の開発者の声を集めてみました。
SmartHRの子育て支援は、大手企業と比較すればまだまだ伸びしろはたくさんあります。 実際、アンケートの回答の中には「子育てに対するサポートだと妻の会社のほうが手厚いと感じることもあります」というものもありました。
これは、私の個人的な印象ですが、SmartHRが子育てに限らず、家庭やプライベートを大切にしながら働ける環境だと感じる魅力は、「休みやすさ」だと感じています。 もちろん、仕事はモリモリするのですが、「休むことを申し訳ないと感じなくてよい」というのが大きなポイントではと思っています。
これは、先日、公開した新コーポレートミッションの「well-working」にも通ずるなと思います。
なお、開発者だけでなく他の職種も含めたパパ&ママ座談会は、オープン社内報でも企画したことがあるので、ご興味ある方はコチラもぜひ。
We are Hiring!!!!
さて、こんなSmartHRでは、一緒に仕事をモリモリして、しっかり休暇もとりながら働く仲間を募集しています。
SmartHRで働くにあたって、気になることがあれば、カジュアル面談も質問もできます。みなさんのご応募お待ちしています!!