こんにちは。プロダクトマネージャーのfutosiです。 SmartHRでは子育てをしながら働く方も多くいるのですが、私にも最近子供が生まれて2ヶ月間の育休を取得しました。
この記事では主に育休を取得するまでにチームへの引き継ぎと復帰したあとの働き方、またSmartHRの育児に対するサポート体制や雰囲気について書こうと思っています。
伝えたいこと
- 育休を取得するまでにやったこと
- SmartHRの育児に対するサポート体制や雰囲気について
- 育休から復帰したあとの働き方
育休を取得するまでにやったこと
- 報告できるタイミングになったら上司やチームと相談
- 自分がやっている業務の棚卸し
- チームに代わりにやって欲しいことの共有
報告できるタイミングになったら上司やチームと相談
安定期に入ったらまずは上司やチームに即共有しました。 この時点ではどれくらいの育休を取得するのかは決めておらず、まずは休む予定があることを共有しました。
育休を取ることについて否定的な意見は一切なく、とても安心したのを覚えています。 ここから実際に育休に入るまでには数ヶ月〜半年ほどありましたので、その期間で引き継ぎなどを行っていました。
自分がやっている業務の棚卸し
休暇に入る前に自分のタスクを明文化しチームのみんなに共有しました。 その中で引き継いだほうがいいことや出たほうが良い会議、逆に育休に入るまでに何をやって欲しいかをチームと話し合いました。
ほとんど見せられないのですが、以下のような資料を用意して話し合いました。
チームに代わりにやって欲しいことの共有
2ヶ月間というのはプロダクト開発にとって短い時間ではありません。 その間は自分がやっていることを誰かにやってもらう必要があり、以下の項目をお願いしました。
- 要件定義(同じプロジェクトの別PMに依頼)
- 重要な情報の取得と共有(同じチームの方に依頼)
要件定義
自分が関わっているプロジェクトは2チームで開発を回していたので要件定義は同じプロジェクトの別PMにお願いする形を取っていました。
とはいえ、一つのプロジェクトに複数のPMがいることはSmartHRでも稀です。 2チームでやっていた目的としては、知見の共有や特定のfeatureへの理解を相互で深めるなどの理由から2チームで開発を回していました。
2チームでやっていたことにより、比較的スムーズに別のPMに任せるという選択肢が取れました。改めて感謝です。
重要な情報の取得と共有
重要な情報の取得と共有に関しては、具体的にいうとロードマップモム会(現在は形が変わり別の会議になっています)への参加をお願いしました。
特にチームに関係するような議題がある場合は議論への参加もお願いしたく少し踏み込んだ依頼をしました。
下記の図でいうと左から3列目の赤枠のところになります。
この会議はロードマップの優先度についてだったり、新規サービスの開発是非についてのなど非常に重要な情報や意思決定が行われることがあるので他の方に出てもらう必要性がありました。
開発チーム内で話した結果、ロードマップモム会にはプロダクトエンジニアの方に参加してもらいチーム内へ情報を共有してもらっていました。
参考:図説:SmartHRのプロダクト開発サイクル 2021 ver. tech.smarthr.jp
上記の業務以外にも本当に色々な方の協力を経て育休を取得することができました。 改めまして感謝申し上げます🙏
SmartHRの育児に対するサポート体制や雰囲気について
SmartHRには子育て中の人も多く、育児を支える手当や環境があり、個人的にいいなと思ったものを紹介します。
それが「出産育児特別休暇(旧称:パパママ休暇)」と子育てに理解のある人が揃っている環境です。
出産育児特別休暇(旧称:パパママ休暇)
出産育児特別休暇に関しては有給休暇とは別に更に10日間の有給を付与されるSmartHRの制度です。
営業日で考えると2週間分の休みが取れるのですが、これと有給を併せて法定の育休期間をなるべく短くしていました。
法定の育休期間の時期は所得が落ちてしまいますし、給付金が振り込まれるタイミングは育休開始日から3ヶ月前後かかるので、その辺りを補填するイメージでこの制度を活用していました。
育児に対するやさしい雰囲気について
どちらかというとこちらの方がメリットを感じています。 これに関しては「SmartHRを開発するパパママに、働き方について聞いてみた」や「SmartHRでの仕事と育児の両立ってどう? パパ&ママ座談会」にも書いてあるのですが、
私が特に良いと感じていることは以下の項目になります
- 育休を取得する男性がそこそこいたので育休を取得しやすい雰囲気だった
- 子供の看病などで会社を休むときに申し訳ない気持ちになりにくい雰囲気がある
これらが土台としてあることで非常に働きやすい環境になっていると改めて感じました。
また子供の看病だけでなく、自分自身の体調が悪いときも休むことに対してネガティブになりにくい雰囲気があります。
体調を良くすることも仕事の一つだと割り切り、思い切って休もうというような意識をみんなが共通して持っていると感じています。
育休から復帰してみて
2ヶ間の育休から復帰した時、最初は結構不安で浦島太郎状態になるのではないかと危惧していたのですが、ありがたいことにチームメンバーが2ヶ月間に起きた出来事をドキュメントにまとめてくれていました。
これによりキャッチアップが爆速で終わりとても助かりました、チームメンバーの方には改めて感謝を伝えたいです。その節はありがとうございました。
また、働き方に関しては劇的に変わりました。まず残業をほぼしなくなりました。19時以降は子供中心の生活になっています。 どうしても仕事が終わらないときは、寝かしつけを終えてから再度働くなども本当のたまに あったりもしますが、基本は定時で仕事を終えるようになりました。
たまに仕事でブーストをかけたい時など、育児と仕事のバランスの難しさを感じるときもありますが、概ね楽しみながら生活しております。
最後に
改めて育休を取らせてもらい非常に感謝しています。
会社やチームの理解・協力があってはじめてできることだと感じています。
現段階ではすべての人が私と同じ期間の育休を取得することは難しいこともあると感じていますが、私の周りの人が育休を取得するときは、なるべくその方や家族が望む期間を実現できるよう、できることをやっていけたらと思っています。
ちなみにですが、私は育休を取得することで育児に対する自信がかなり付きました。
母乳をあげる以外のことは自分でもできるという自信が付いたことで、仕事が始まった後も夫婦で家事・育児を分担しながら生活ができていると感じており、育休を取ってよかったと感じています。
この記事が育休取得を考えている人の検討材料の一つとなれば幸いです。