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年末恒例第1回SmartHRハッカソン開催レポート

2023年12月25日〜27日の3日間にわたって、年末恒例第1回SmartHRハッカソンを行いました。 このレポートでは、その模様をお伝えします。

目次

開催のきっかけ

開催のきっかけは、インターンで行ったハッカソンっぽい企画を見て、VP of Engineeringのmorizumiさんやメンターのエンジニアが「楽しそう! やりたい!」となったことです。

ハッカソンのテーマは、バックオフィス向けのサービスを提供しているSmartHRの社内には解決すべきおもしろい課題が眠っているんじゃないかということで、「社内から募集したお困りごとの解決」となりました。

社内のお困りごと調査

ハッカソンの実施に先立つ11月末、毎週行っているオンライン全社会議にてハッカソンの開催を告知するとともに、社内のお困りごとの募集を開始しました。

SmartHRで働いている中で感じている不便や、もっと効率化できるのに……! ここコストかかりすぎ……! というモノを募集します。
お気軽にご回答くださいませ!

集まったお困りごとはぜんぶで35件、その内容は、たとえば次のようにさまざまでした。

  • 社内ドキュメントから必要なものを探し出すのが大変
  • Slack、DocBace、Salesforceなどに情報が散逸しているので、それらを横断して情報を探してくれるAIチャットがほしい
  • AIを使った議事録作成ツールが欲しい
  • 他部署の施策やオペレーションの変更を追いきれておらず、お客様への正しい伝達や訴求が出来ていないと感じることが増えた
  • 入社後のオンボーディングの状況がチームメンバーに共有されておらず、「〇〇はやった? 見た?」などをいちいち確認せざるを得ないのが不便
  • 誰が何をやっているのかすぐにわかって、誰に相談したら良いかをすぐにわかりたい!
  • 評価ヒアリングの管理が大変

ハッカソンの参加者の募集

社内のお困りごと調査と並行して、ハッカソンの参加者を募集しました。
チーム構成や参加の形態は自由です。自分たちでチームを組んで参加するもよし、チーム分けを運営に任せるもよし、1人チームで参加するもよし。オンライン参加でもオフライン参加でも大丈夫です。

最終的には、25人8チームが集まりました。
チームの人数は1人から6人までさまざまです。1人チームも3つあります。
ちなみに、最大の6人で参加しているチームは、VP of Engineeringを筆頭としたマネージャー陣だけで構成されています。

準備期間

チームが決定してからハッカソンの実施までの2週間は準備期間です。
この間に、チームごとに次のようなことを行います。

  • ハッカソンで扱うお困りごとを決める
  • 開発環境を準備する
  • 技術検証を行う

準備期間にハッカソンの作成予定物そのものを実装するのは禁止です。

ハッカソンスタート!

12月25日、いよいよ3日間にわたるハッカソンの始まりです。

最初に、ハッカソンの企画者であり、参加者でもある前述のmorizumiさんによる開会式を行いました。

morizumiさんによる開会式

朝一からがんばって設営したのですが、多くの人はオンライン視聴なので、会場はがらがらです。

がらがらの会場

数少ない出社組も、遠巻きに眺めているだけで近寄ってはくれません。

遠巻きに眺める参加者たち

近寄ってはくれない参加者たち

普通だったら心が折れそうな状況ですが、たんたんと趣旨説明して開会式は終了です。

たんたんと説明するmorizumiさん

やっぱりがらがらの会場

3日間にわたる開発

あとは、チームごとにひたすら開発です。

出社組は、会議室で相談しながら進めていました。

ホワイトボードを使って相談するチーム

1人チームの人は、もくもくと進めます。

もくもくと進める1人チーム

最終日には、最後の追い込みや発表の練習が行われていました。

1つのディスプレイに向かって開発するチーム

発表練習が終わってみんなで拍手!

発表会

最終日の夕方は成果の発表会です。
チームごとに、約5分間のプレゼンテーションと、審査員との質疑応答を行いました。

写真:発表会場の様子

写真:発表の様子

写真:発表の様子

写真:スライド

写真:発表の様子

写真:コメントする審査員

写真:コメントする審査員

写真:発表の様子

写真:発表と会場の様子

写真:拍手する参加者

審査

発表会が終わったら、審査員だけ別室に移動して審査です。
審査員はCPO(Chief Product Officer)のadachiさん、COO(Chief Operating Officer)のkurahashiさん、プロダクトエンジニア代表のkakipoさんの3人で、審査員長はadachiさんです。

良い発表が多かったので、優勝者決めは難航しました。

審査の様子

結果発表

そして授賞式です。

結果は、2チームの同時優勝でした。
両チームとも、対象としたお困りごとは「評価ヒアリング(360°評価)の準備、作業、管理に工数がかかっていること」でした。それぞれに異なる優れた点があったため、マージしていい製品にしてほしいという思いで2チームとも優勝にしたとのことです。

優勝した評価ヒアリング(360°評価)アプリケーションの画面

優勝チームには、チームのみんなで行けるお食事が授与されました。

優勝賞品の授与

同時優勝した2チームで記念撮影

参加者みんなで記念撮影

懇親会

ピザを食べながらみんなで懇親会をしました。

懇親会参加者で記念撮影

懇親会の様子

参加者の感想

参加者アンケートに寄せられた感想には、次のようなものがありました。

  • 3日間コードに打ち込めるのはやっぱり良いし、他の人が作ったものを見ると刺激になる
  • 日常業務では自分のスキルに自信が持てないこともありましたが、今回ハッカソンで動くものを短期間で作れて自信が持てました
  • さまざまな職種の人が参加していて交友が広がりました!
  • レギュレーションがあらかじめしっかり決まっていたので、迷いポイントが少なく進めやすかったです

また、次回以降の開催に向けては、次のような声がありました。

  • もっと自由度の高いテーマでもやってみたい
  • 実現可能性や収益性は無視して、「夢みてーなこと言ってんじゃねえぞ」みたいなわくわくするものがたくさん見てみたい

今回が第1回で、イベント名どおりの「年末恒例」になるかどうかは何も決まってないのですが、ぜひ今年の年末も開催したいです。

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文:inao
写真:o_kwr、pndcat、inao