こんにちは、趣味でコーポレートエンジニアをやっていますyamashuです。
タイトルの通りかなり昔の話になるのですが、勤怠打刻の課題解決についてそういえば社外へ向かってアウトプットしていなかったなと思い、この度したためている次第です。
社外と接点が多い営業の社員が弊社での打刻の方法をたまたまお話したりして、その話を聞いた会社様から「話を聞かせてほしい」とヒアリングをいただくことも最近まで何度かありました。
そのため、もしかしたら同じ悩みに直面している方がいらっしゃるかもしれないので、1つの解決策としてやったことを書いておこうと思います。
課題 🤔
勤怠管理SaaS(弊社だとAKASHI)を使っているが、打刻(出勤、退勤)しても本人以外にはその結果が見えない、わからない。
そのため、コミュニケーションツールのSlackでも「出勤したよ〜」となにかしらの報告がチームメンバーに対して必要となる(ほぼ二重打刻の状態)。
特にコロナが広がり、リモート勤務へ急速に移行していった背景もあり、オンライン上で従業員みんなの状態を可視化しておくことに試行錯誤していた頃だったかと思います。
情シスへの依頼の様子 📌
プロダクト開発部門から課題(つらみポイント)があげられ、情シスへ依頼がきました。
まず、課題を自ら発信して依頼してくれるのが大変嬉しいし、ありがたいことです(弊社のこういうこところ、本当にすこ)。
あと、「情シスに言えば何とかしてくれそう」みたいな空気感もあって、そこも好きでした。
少なくともAKASHIには課題解決のために必要そうなAPIがあったため、情シスでこの依頼を受けることになりました。
どう解決したか 💡
結論から言うと、打刻をSlackだけで完結する形にできました。
従業員が使う動線としては用途に合わせて2つ用意しています。
1つ目はSlack App Home Tabを使って、打刻専用の画面を作りました。
上記の画面から打刻すると、APIを経由して打刻され、指定したチャンネルに打刻結果が流れるようになっています。
2つ目はSlack App mentionを利用することで、各チャンネルで直接打刻することができます。
勤怠に使うemojiは、当初は別のデザインで視認性が少し悪かったのですが、なんとデザイン部門から「専用のものを作りましょうか?」と声をかけてもらいました。
こうやって困っている時にスッと助けていただけたり、お互いに良いものにしようとする文化、本当に好きです。
そのemojiは公開されておりますので、もしよかったら使ってみてください!
ビジネスチャット用カスタムemoji(きほんの40種)omise.smarthr.co.jp
おまけ機能 🔧
打刻漏れとか、休憩時間の記録を入れてない等の勤怠アラートを放置しておくと月末の勤怠締めが地獄へと変わるのはよくあることです。
勤怠承認者の負荷を少しでも減らすため、アラートがあった場合は打刻時に御本人へ通知するようにしています。
従業員本人が勤怠の不備を自律的に修正する一助になっていればと思います。
オフィスに出社した場合、交通費の精算(勤務した場所の記録変更)があるため、オフィスの入退室管理SaaSのログからその日オフィスに行ったかどうかを判定して申請を促すようにしています。
本当は自動で申請をするようにしたかったのですが、AKASHIには申請系のAPIがないため、ちょっと実現は難しく通知でとどめています。
AKASHIさんには「申請系のAPIを生やしてください!!」ってめっちゃお伝えしました笑
従業員の反応と利用状況
リリース当時の反応です。
また、2024年7月現在の利用者数を調べたところ、在籍1,185人に対して、1,059人(約90%)の方に利用していただいているみたいです。
多くの方にご利用いただきありがたい限りですし、少しでもつらみ解消になったのかなと思うと嬉しいです。
補足
ちなみにAKASHIには公式のSlack連携機能もありますので、設定ポチポチですぐに使い始めたいのであればこれが便利です。
一緒に働くメンバーを募集しています🙏
もしよかったら一緒にものづくりをしてみませんか?