はじめまして!情報システム部コーポレートエンジニアユニットでチーフやってますyuiyamaです。
先日、KINTOテクノロジーズ様の情シス向けのMeetUpに参加させていただき、SmartHRのコーポレートエンジニアユニットの取り組みについてお話させていただきました。
kinto-technologies.connpass.com
せっかくなので当日お話した内容を元にユニットの紹介として記事を公開したいと思います。
情シスの組織体制
情報システム部は、セキュリティユニット、コーポレートITユニット、コーポレートエンジニアユニットの3つのユニットで構成されています。
その中で、コーポレートエンジニアユニットはチーフを含め現在6名のチームとなっており、ミッションとして「全社的な課題、従業員の困ったを技術と工夫で解決し、会社全体の生産性をあげる」を掲げ、以下の業務を中心に担っています。
- 社内システムの開発保守
- SaaS間のAPI連携
- インフラ管理(GCP, AWS etc.)
- 社内ネットワーク管理(Juniper)
技術スタックは下図の通りです
これまでの取り組み
社内システムの開発に関しては、主にバックオフィスや情シスの業務効率化を中心に行っています。 すでに稼働中のものとしてはSlackと各種SaaSとの連携したワークフローなどがあります。 Slackにはワークフロービルダーがありますが、SmartHRの従業員情報と紐づけたり、ワークフロービルダーでは対応できない様々な要件に対応するため、独自でSlack Appを作るケースが多くあります。
Slackの情シス問い合わせをコーポレートエンジニアの技術でシュッとさせた話 - SmartHR Tech Blog 3年前に勤怠打刻をSlackで完結できるようにしていました 🐢 - SmartHR Tech Blog
また、社内のドキュメント検索の効率化として、Algoliaを採用した検索システムなども開発しています。
3年前に社内ドキュメント用の検索エンジン(社内Google)を作りました 🔍 - SmartHR Tech Blog
現在進行中の取り組み
リリースに向けて開発を進めているものもいくつかあります。 (今後、他のエンジニア達により技術的な詳細などについて発信していくかもです)
端末管理システム
SmartHRの持つ従業員情報とMDMの持つ端末情報を連携させ、まずはPC管理業務の改善を目指しています。 端末棚卸し業務の工数削減から着手し、端末管理に必要な機能の拡充を続けていく予定です。
今後も端末管理以外でもSmartHRと連携した社内システムの開発を積極的に進めていきます。
AIチャットボット開発
社内のAI活用の促進に向けAIタスクフォースが発足し、情シスから2名が参加しています。様々な試みの中の一つとして情シスは社内の情報探索の改善を目指し、簡易かつ安全にLLMを利用できるSlackで利用可能なAIチャットボットの開発を進めています。
CEOと語る、SmartHRとAIのこれまでとこれから – 効率化から意思決定支援へ - SmartHR Tech Blog
コーポレートエンジニアユニットの働き方
日常の業務の進め方について少し紹介します。
- ほぼ全員リモートワークで、フレックスタイム制により出勤時間は7時〜10時あたりで様々
- オフィスのネットワークメンテや社内イベント等で出社指示が出るケースもあり
- 開発はRubyMine派とVSCode派、タスク管理はGitHub Issues、GitHub Projectを利用
- 定例ミーティングへの参加
- 週次定例(毎週火曜)
- 一週間の振り返り
- タスク進捗、GKPT
- 翌週のプランニング
- 日次定例
- ざっくばらんに困り事や相談事を話す場
- 従業員からの問い合わせや依頼、システムのアラートの確認
- リリースする機能の確認とデプロイ
- 週次定例(毎週火曜)
- 隔週で情報セキュリティ本部全体の定例
- 各ユニット間の情報共有
- 1on1、モブプロ会、読書会 etc.
- 半期ごとのチームミッション策定と個人目標設定および振り返り
最後に
今後も引き続き会社の成長に伴い従業員数も増えていくと想定される中、発生する業務課題や要望に対しての開発を積み重ねていくだけではなく、情シス部門全体として今後の社内のIT全般の大きなビジョンを定め、中長期的な体制づくりや改善に取り組んでいく必要があると感じています。
現在も情シスが向き合っている課題も様々ありますし、組織も大きくなってきましたが現場で裁量を持って大胆な施策にも挑戦できる組織です。
簡単なユニット紹介となりましたが、もしSmartHRの情シスで働くことに興味がありましたらぜひカジュアル面談でお話しましょう!