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SmartHRに転職しようとしたらPdM情報が少なすぎたので改善案を送った話

ご挨拶

はじめまして。10月1日にPdMとして入社した金岡(@ryopenguin)と申します。今回は私の入社エントリに代えて「SmartHRに転職しようとしたらPdM情報が少なすぎたので改善案を送った話」をお送りします。

自己紹介と私の転職活動

最初に少しだけ私自身の話を。 私はもともと、受託メインの会社で1人PdMとして新規プロダクト立ち上げを担当していました。チームが安定し始めたタイミングで、PdMとしてよりキャリアを伸ばしていきたいと考え、転職を決意しました。

当時は割と自己流でPdMをしており、どうせ転職するなら「面白くて将来性のあるプロダクトがあり」、「PdM業務を全力で実施しているロールモデルのいるチームに所属できること」、この2つが満たされる会社を探して転職活動をはじめました。

2ヶ月程度(時期としては今年の6-8月)の転職活動を経て、幸いなことに数社の内定をいただきました。うち1社がSmartHRでした。

内定後に超悩んだ

SmartHRは魅力的に思えましたが、実は返答期限のギリギリまで悩みました。当時、SmartHRのPdM情報が非常に少なく、PdMがどのような思いでそれぞれのプロダクトに関わっているのか率直に言ってほとんどわからなかったのです。

SmartHRは会社のさまざまな情報がオープンであり、社外への発信が非常に積極的です(年収分布まで載っている会社紹介資料オープン社内報など)。社風やプロダクトの将来性は文句なしと感じていました。しかし、自分が重視していたPdMとプロダクトの関わりが特に不透明で、判断に困りました。

一部のテックブログや社員の皆様の個人ブログでの記事を読み、悶々としていたのですが、最後はオファー時に対面で手厚く質問に答えていただいたことで、SmartHRを選びました。

入社前から改善案を送った

私もPdMのはしくれ、どのようなことでも改善点を見つけたらより良くしよう!という思いであります。 そこで入社前面談で、PdMの発信・採用過程の改善案をKPT方式で送りました。以下に実際に送ったものを抜粋します(以下の内容は6-9月ごろの状況に向けて書いたものです)。

注:KPTはKeep/Problem/Tryの略で、ふりかえりのメソッドの一つ。 プロジェクトの中での取り組みや進め方に対して「Keep=続けた方がいいこと」「Problem=改善した方がいいこと」「Try=次に試すこと」についてそれぞれ挙げて、プロジェクトを改善する

KEEP(続けた方がいいこと)
  • 会社そのものに関する情報の多さ
    • 会社紹介資料およびテックブログでオープンな社風が伝わってきました
  • 納得感のある選考での質問
    • プロジェクト推進や、プロダクト開発におけるケース質問(「いざプロダクトを作るとしたらどうするか」)、複数PdMでプロダクトを作った経験など、なぜ訊かれるか、意図がこちらからもよくわかる質問が多かったように思います
    • PdMのスキルセットとして期待されているポイント・ジョブディスクリプションがしっかりと定義されているのかなと感じました。お答えするのは難しかったですが働くイメージが湧いて安心感にもつながりました
PROBLEM(改善した方がいいこと)
  • PdMの仕事そのものについて情報が少ない?
    • PMMとの分担の情報はリーチできるのですが、PdMとしての具体業務は(私の選考時点で)テックブログ1件のみでした。あとは稲垣さんのnoteを拝見しました。
    • 選考中のご質問でかなり正統派なプロダクトマネジメントかつスクラムの体制があることがわかり、そこが最終的には非常に魅力的に思えたのでもっと対外的にアピールした方がいいと感じました!
TRY(やってみた方がいいこと)
  • 「Epic単位でのSmartHRのPdMの仕事例」のようなコンテンツ
    • これがあるとLeSS(注:大規模なチームでのスクラムの運営形式の一つ)を運用していること・PdMがどのような仕事をしているか詳らかになっていいように思いました!
  • PdMのみなさんそれぞれの、担当プロダクトへのこだわり的コンテンツ
    • 個人的にはこれが一番知りたかったです!
    • マニアックなこだわりを語られると開発体制+製品への情熱があるチームと分かってテンションが上がります

本心から思ったことを書いたのですが、内定取り消されたらどうしよう、余計なことだったかなとビクビクしていました。

改善されたPdM発信

さて、私が入社して2ヶ月が経とうとしている11月下旬。

いまやテックブログにPdMの連載コンテンツがあり、PdMのプロダクトとの関わり方、チーム体制、個人へのインタビューなど様々な情報が発信されています。PROBLEMに書いた内容のほぼ全てが改善されている…! もしマルチPdM体制についての記事や、PdMへのインタビューを入社前に読んでいたら、開発体制やPdM皆さんのプロダクトへのこだわりを理解でき、入社を即決していたと思います。プロダクトだけでなく採用活動に関しても、高い改善力を感じます。

なお、PdMの発信強化にあたり、私の意見は大いに参考にしていただけたとのことでした。書いてよかった!また、PdMチームの皆さんは新人に突然改善案を送られても真摯に受け止めてくれる、人間力も高い方たちです。ビクビクしていたのは完全に杞憂だったことも追記しておきます。

最後に&イベントのお知らせ

結果的に言えば、成長しているプロダクトとそれを支える体制、そしてロールモデルとなるようなPdMのチームに加わることができ、私の転職は大成功でした。毎日楽しく働いているので、PdM情報の発信で多くの人にSmartHRのPdMの魅力が伝わるのは新人ながら嬉しいです。

「SmartHRのPdMポジションになんとなく興味がある」という方は、よろしければまずはPdM連載を読んだり、イベントに参加してみていただければと思います。

イベントは直近ですと「SmartHR PdM Online Meetup」が開催されます。 SmartHRを作っているPdMと少人数でカジュアルに話せる会です。是非ご参加ください! 2020/12/9・2020/12/17の2日程開催となります。

smarthr.connpass.com smarthr.connpass.com

今後、まだまだPdMのお仕事情報やインタビューは増えていく予定です。私もお仕事のアウトプットを連載に載せていく予定です…!

そして、一緒に働いてみたいな…となったら、ぜひご応募いただければ幸いです。PdMは引き続き積極採用中です。いつの日か一緒に働けることを楽しみにしています!

open.talentio.com