こんにちは!QAエンジニアのkaomiです。
入社して1年3ヶ月が経ち、労務領域のプロダクトを中心にさまざまな業務に携わっています。
オーストラリアの固有種であるウォンバットが大好きで、10/20(日)に大阪府池田市で行われる「ウォンバットの日」が気になっています。
はじめに
本記事は品質保証部の連載記事第2弾です。今回のブログでは、労務ユニットAの紹介と現在取り組んでいる活動について紹介します。
労務ユニットAについて
第1弾のブログで触れたように、労務ユニットAは2024年7月の組織変更で新たに編成されたユニットです。チーフ(プレイングマネージャー)1名とメンバー3名の計4名のQAエンジニアで構成されています。
労務ユニットAでは労務領域の基本機能プロダクトと年末調整機能のプロダクトを担当しています。メンバーは開発チームに専属しておらず、開発チームを横断して品質課題の解決をサポートしています。現在はマルチプロダクト戦略のもと、良いサービスを早く提供し続けるために「開発チームの品質保証活動をスムーズにする仕組みづくり」に注力しています。ここからは実際に取り組んでいる活動を2つ紹介していきます。
労務領域プロダクトの横断QAチームとしての活動
労務ユニットAは、労務領域プロダクトの横断QAチームとして各開発チームを支援しています。この活動は以前から実施していましたが、現在は開発チームが品質保証活動に課題を抱えていないか調査し解消すること、品質保証活動の健全性を可視化するための取り組みとしてメトリクスを定めることに注力しています。最終的には各開発チームが私たち横断QAチームとの関わり方の適切な判断基準を持てることを目指しています。
具体的な活動として、開発チームが抱えている品質保証活動の課題を特定するため、2つの開発チームと協力してさまざまな数値の計測を行なっています。Jiraでは各開発チケットの開始から終了までの時間を計測したり、Findy Team+では各開発チームのDevOps分析等を確認しています。これらの計測は始めたばかりなので、継続的に計測を行ない、開発チームの品質保証活動を改善していく予定です。また、開発チームメンバーとのヒアリングでは、定期的な1on1を通して開発の進捗や、品質保証活動に関して悩み事がないかなど定性的な情報を収集しています。最近では、ある開発チームから「品質保証活動に自信がない」と相談があり、「自分たちで担保したい品質とは何か」について開発チーム内で共通認識が持てるように施策を検討しています。
年末調整機能プロダクトのコードリファクタリング
労務領域プロダクトの横断QAチームとして活動しつつ、プロダクトエンジニア主導のもとでコードリファクタリングにも取り組んでいます。この活動は以前から他のユニットを中心に実施されており、「QAエンジニアもプログラミングスキルを向上させよう」という品質保証部の目標から、労務ユニットAのメンバーも新たに参加するようになりました。
具体的には、プロダクトコードの技術的負債を解消しつつ、不足しているユニットテストを追加しています。メタプログラミングを使用したコードの削減やレイヤーの分割は簡単ではありませんでしたが、プロダクトエンジニアの解説を受けたり、モブプログラミングを活用することで進められるようにしています。プロダクトコードを読み、テストを自分で書くことで業務理解が深まり、プログラミングスキルの向上を実感しています。いずれはコード品質や自動テストの品質の向上につなげていきたいです。
また、もう一つの活動としてコードリファクタリングを行なうメンバー内で、年末調整に関する勉強会をQAエンジニア主催で開催しました。社内のドメインエキスパートの方が作成していた資料をもとに、さまざまな申告書の内容や用途を学びました。勉強会とリファクタリングを並行して行なうことで、実際に出来上がる書類やそれに対応するシステム上の機能を理解できました。
おわりに
本記事は最初に書いたように、品質保証部の連載記事第2弾です。この記事をとおして、SmartHRの品質保証部労務ユニットAがどのような活動を行なっているかを少しでもご理解いただけたら幸いです。
次回の品質保証部連載記事第3弾では、「overallユニット」を紹介いたします。お楽しみに!
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