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東京Ruby会議12レポート ── 登壇、参加、ブース、運営

SmartHRは、2025年1月18日に横浜・鶴見区民文化センター サルビアホールで開催された「東京Ruby会議12」にゴールドスポンサーとして協賛し、12名が参加し、2名が前夜祭に登壇し、1名が副実行委員長を務め、ブースも出展しました。 この記事ではその模様を、みんなで手分けしてお届けます!

regional.rubykaigi.org

前夜祭

まずは、前日に東京・秋葉原のアンドパッドさんで行われた「東京Ruby会議12 前夜祭」のクリエイティブコーディングワークショップへの参加と、登壇の報告です。

connpass.com

クリエイティブコーディングワークショップへの参加

こんにちは、SmartHR基本機能の開発をしている@eminemです。

今回、@chobishibaさんによるクリエイティブコーディングのワークショップに参加しました。

クリエイティブコーディングとは、簡単に言うとプログラムで絵を描くことです。
ワークショップでは、rbCanvas/p5という、ブラウザ上で出力結果を確認しながらプログラミングできるエディタを用いてコーディングを行いました。ブラウザですぐに動かすことができ、便利な関数がたくさん組み込まれているので、初めてでも簡単にコーディングできました。

コーディングの例

私含め周りの方も皆さん夢中になって取り組んでおり、1時間半が本当にあっという間に過ぎました。時間がもっと欲しかった、もっとやりたかったという声が多かったです。
とても楽しいので、やったことない方はぜひやってみてください!

「Rubyと暮らし、OSSに貢献し、登壇する ── 半年間続けた『OSSやっていきの集い』の成果と学び」の登壇

こんにちは、DPEユニットに所属する@ikkunです。

前夜祭では、2024年7月から社内向けに活動している「OSSやっていきの集い」について、成果と学びを発表しました。
この活動の立ち上げの経緯については、テックブログで「SmartHRのOSS活動、登壇活動を盛り上げるべく、「OSSやっていきの集い」が立ち上がりました」として公開しています。

今回の発表では社内で行っている取り組みについてお話ししたのですが、その中で利用している「週次の社内向けOSS貢献レポート」を使いたいという声をいただいたので、GitHub Gistで公開しました。
このスクリプトをGitHub Actionsで動かしてご利用ください。

週次で社内Slackに送られてくるOSS貢献レポート

登壇する@ikkun

超入門WebAssembly ── 入門では収まらなかったバージョン」の登壇

労務基本機能開発チームの @udzura です!

前夜祭では、個人開発をしているOSSについて発表をしました。 Wardite という名前の、すべてRubyで書いたWebAssemblyのランタイムです!

どういうものかについてはぜひ 発表資料 をご覧ください。 当日、ライブで ruby.wasm を自作ランタイムで動かすデモを行いましたが、無事動いたのでホッとしました! 今後もこのOSSの開発は続けていきますので、ぜひ試しに触れてみてください。

登壇する@udzura

本編

続いては、「東京Ruby会議12」本編への参加と、ブースの報告です。

参加

こんにちは、プロダクトエンジニアの@matsugenです! 2024年11月に入社し、普段はグループ企業管理チームで働いています。地域Ruby会議は、今回が初めての参加でした。

どのセッションも興味深いテーマでおもしろかったのですが、特に印象に残ったのは、moznionさんの「Simple組み合わせ村から大都会Railsにやってきた俺は」です。

speakerdeck.com

moznionさんがこれまでにさまざまなフレームワークを経験してきたからこそ見えてきた、Railsのメリットや利便性、そしてちょっとイマイチな部分が、Simple組み合わせとの対比構造でまとめられていたのが、発表の切り口として新鮮でした。 自分自身、普段の開発では当たり前になりすぎていて、意外と気づけないRailsの良さをあらためて考えさせられた気がします。

また、moznionさんのトーク展開が非常に巧妙で、発表スペースが150人程度の比較的小さめの会場だったことも相まって、まるで売れっ子落語家の独演会を聞いているような感覚でした。 30分の発表があっという間に感じられるほどおもしろかったです!

登壇するmoznionさん

セッションの合間には、ブースを回りながら他社の方の話を聞いたり、Rubyistの方とも直接情報交換できたりと、全体を通して有意義な時間を過ごせたと感じています。 今回の東京Ruby会議で得られた知見を、今後自分が関わっているプロダクトにも活かしていきたいです!

SmartHRブース

SmartHR広報のokieです。普段は主に全社の採用広報を担当しています。地域Ruby会議は今回が初めての参加です!

SmartHRのブースでは、Rubyist同士の交流やSmartHRのドメインを知るきっかけになってもらえればと、「人労打」バトルを開催しました。 「人労打」は、SmartHRオリジナルタイピングゲームです。ワードには人事・労務業務に関するものや、SmartHRの関連用語など幅広く設定しています。

jinrouda.smarthr.co.jp

突然の高難易度のワードに苦戦したり、高得点を目指して再チャレンジをしていただいたりと、熱気が高まるブースとなりました!

対戦の様子

勝者には、オリジナルのキューブパズルをプレゼント。 キューブパズルには、タレントマネジメント領域をテーマにしたプロダクトのアイコンなどが並んでいます。

SmartHRオリジナルキューブパズル

今後のイベントでは、これからの注力領域をテーマにしたグッズも展開するかも……? お披露目をご期待ください!

今回のブースがSmartHRをさらに知っていただくきっかけとなってもらえれていればうれしいです。 人労打にチャレンジいただいた方、ブースにお立ち寄りいただいた方、ありがとうございました!

SmartHRブース

運営

最後は運営の報告です。

SmartHR基本機能の開発をしている@pndcatです。東京Ruby会議12では副実行委員長を務めました。

会期中は主に受付にいたので、参加者が廊下で雑談していたり、ホワイトボードを使って議論したり、プリクラを撮って楽しそうにしている様子が見られて、本当にうれしかったです。

受付をする@pndcat(そらはさん提供)

また、やって良かったことの一つは、実行委員長のおしょうゆさんと一緒にインタビュー記事を出したことです。
Kaigi on Railsの2日目朝に、Kaigi on Railsオーガナイザーのインタビュー記事を読んで、「カンファレンスの裏側を聞けるの絶対おもしろい!! 東京Ruby会議12のことも知ってほしい!!!」と思い、DevRel兼編集者の稲尾さんに「インタビューをしてほしい」と相談したのがきっかけです。

findy-code.io

インタビュー記事を読んでチケットを購入してくださった方がいたり、「勢いのある人たちが運営しているカンファレンス」という認識を持っていただけたことで、東京Ruby会議12へのワクワク感を伝えられたかなと思っています。執筆は大変でしたが、インタビュー記事を公開できて本当に良かったです。

tech.smarthr.jp

tech.smarthr.jp

さらに、後編で書いていたフォトスポットことバックパネルと箱の写真がXでたくさん上がっていてうれしかったです。わたしも箱を被って写真を撮りました。

東京Ruby会議12に参加・登壇してくださったみなさま、本当にありがとうございました!!

SmartHRのみんなで記念撮影