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Rails Developers Meetup 2018 に参加・発表しました

こんにちは。エンジニアの @gongoZ です。

先日「Ruby on Rails の “現場の知見”に触れる Meetup」である Rails Developers Meetup 2018 が2日間(3/24〜3/25)にわたって開催されました。 本イベントにおいて弊社エンジニア2名がお話させていただいた内容について簡単にご紹介します。

発表1: ライブラリを監視してうまく付き合っていく

エンジニアの @meganemura が、サービスの依存するライブラリに対しての取り組みを発表しました。

speakerdeck.com

同イベントの他セッションで触れられることの多かった依存ライブラリの自動アップデートがカバーできていない範囲に、開発が止まってしまっているライブラリのアップデートをどうしていけばいいかという問題があります。 この問題に対して、

  • ちゃんとリリースされているか
  • CI が通っているか

といったライブラリの開発状況を可視化して監視することで、利害関係者が開発状況の改善に取り組みやすくする仕組みをサービスとして開発している、という内容となります。 このサービス (pkgstatus.org) を通して、開発状況が改善されていくライブラリが1つでも多くなればと考えています。

また、問題を感じたきっかけである、SmartHR が依存する influitive/apartment というライブラリについて SmartHR がメンテナンスコストを出して開発状況を改善していったという取り組みについても触れています。

発表2: スポンサーセッション

スポンサーセッションでは、 @gongoZ が SmartHR の目玉機能の1つである、電子申請への取り組みについて発表しました。

speakerdeck.com

SmartHR は e-Gov 電子申請 を利用して、社会保険や労働保険のオンライン手続きを行います。e-Gov 電子申請は 2015 年から運用が開始されましたが、まだその認知度は低く、利用者も少ないです。 *1

Rails を始め、様々な OSS で開発を進めている SmartHR では、e-Gov 電子申請についてもユーザや開発者の利用率・フィードバックは重要と考えています。

  1. 電子申請 API (またはそれを扱うクライアントライブラリ) が使いやすくなる
  2. 電子申請の認知度や利用率が向上する
  3. 利用率が向上することで様々なフィードバックが得られる
  4. フィードバックを受け、API やライブラリが改善する
  5. 利用率が向上する (以下 繰り返し)

こういった良いサイクルを回していくため、今後もがんばっていきます!

おまけ: 懇親会

SmartHR は本イベントにケータリングスポンサーとして協賛しました。

美味しい料理を摘みつつ、Rails ユーザ同士親睦を深められたと思います。

まとめ

Rails Developers Meetup 2018 で @meganemura と @gongoZ が発表した内容についてご紹介しました。

会場の設営やイベントの進行をしてくださった運営の皆様、発表のフィードバックをいただいた皆様、イベント参加者の皆様、ありがとうございました。

We Are Hiring!!

SmartHR ではエンジニアを絶賛募集中です。

hello-world.smarthr.co.jp

本イベントでは OSS を積極的に利用してサービスをより良くしていこうという発表をしました。実際に SmartHR では業務時間内での OSS 活動が奨励されている環境です。

もしこういった環境にご興味のある方、発表をみて一緒に SmartHR を育てていきたいと感じてくださった方、是非ご連絡ください。