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アイドルだった私がエンジニアとして正社員になるまで

こんにちは!

去年の6月にインターンとして入社し、2月より正式に社員として迎えていただくことになりました、かなきゃんです(@kanacan) 。

ここまでどんな道のりだったか振り返ってみようと思います。

何してた人?

まず、入社前の私ですが、「アイドルと某携帯キャリアの販売員」というちょっと変わった二足のワラジを履いていました。

小さい頃からの夢だったアイドルの活動をしながら、生活の為とはいえど実はこれまた夢だった携帯の販売員をしてました。

アイドルとして掲げた夢を追いつつ、販売員としても、やるからには貢献したい一心で誰よりも売って誰よりもお客さんから感謝される販売員を目指していました。 そんな努力が報われて、アイドルとしてやりたかった夢を叶えたタイミングと、全国3,000人の販売員の中から売上成績1位を2年連続で達成したタイミングとが重なり、次なる夢を考えるようになりました。

私は主にタブレットを売る部隊に属していたのですが、押し売りは誰も得しないと悟り、タブレットで使えるサービスやアプリをお客様に合わせて提案していました。そんな中ある日、私が提案したのをきっかけにタブレットを初めて持ってみることにしたお客様が、「あなたに教えてもらったあのアプリのおかげで生活がすごく楽しくなったのよ。嬉しくて伝えに来ちゃった! 」と報告しにきてくださったことがありました。実はこのようなことが一度や二度ではなく、そのうちに、私自身で使う人が幸せになるようなサービスを作れたらもっと嬉しいのにという気持ちが日に日に増していくのを感じていました。

そこで出た結論が、「今度は作れる人になりたい」でした。ただ作るだけではなく、使った人が幸せになれるようなサービスを届けるところまで自分ごとでいたいなと。

ちょうどそんな時にプログラミングを学習できるサービスのアプリ版がリリースされているのを発見し、仕事帰りに遊び感覚でやって見たらすごく楽しくてハマってしまいました。それまで、プログラミング=理系 という強い偏見を持っていて自分には絶対に無理な世界と思っていたので、一気に世界が広がった気がしてワクワクしたのを覚えています。

それが去年の4月のことで、そこから2ヶ月、販売員の仕事も辞めプログラミングの世界にのめり込みました。

SmartHRとの出会い

そんな中弊社のことを知ったのはCEOの宮田さんのこんなツイートが回ってきたのがきっかけ。

エンジニア思いの会社だなと感じ、すぐにサービスやコーポレートページにアクセス。サービスそのものや大事にしてる価値観をみて、まさに自分がしたかったことや大事にしたかったこととぴったりで、運命とすら思ったほどでした笑。

でもそこはやはりスタートアップ、残念ながら未経験者へ門戸は開かれておらず、インターンの募集もありません。

迷惑かなという思いはありつつも気持ちを諦めきれず、宮田さんにTwitterのDMで私の思いの丈を送りました。 返事は返ってこないと思っていて、完全に当たって砕けるつもりでした。

しかし驚いたことにわずか17分後に返信がきました! 後日、宮田さんとエンジニアを交えた面談を組んでいただけることになり、その面談を経てインターンとしての採用が決まりました。 めちゃくちゃ驚いたしめちゃくちゃ嬉しかったです! 当時の印象を面談していただいた3人に聞いてみました。

このように改めて聞いてみると恥ずかしいですが、期待に応えたい気持ちが湧き上がりますね。

しくじった出だし

ここから、順調な成長曲線を描き正社員に...!と言いたいところなんですが、そんなに簡単にはいきませんでした。。

誤解がないように言っておくと、会社は常に私が最大限成長できるように気遣ってくれていました。週5日のうち4日は新アプリの開発、1日はもくもくdayとしてなんでも自由に技術練磨の時間として使っていい日を設けていただいて、Railsチュートリアルを進めたりHTTPについての本を読んだり、超贅沢な環境だったと思います。

しかし、あまりに恵まれた環境なのに自分のスキルが本当に低いし、販売員の時みたいに頑張ったらすぐに結果がついてくることもなく、すごく申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

周りの誰もがとても優秀で、「バリュー出せてなさすぎる😭」と焦った私は、今まで自分がやってきた大したこともない経験を活かそうとしたり新しい分野に次々手を伸ばしたりしていました。

そんな時に、VPoE(現CTO)から「今はできなくて当たり前。 必ずブレイクスルーする瞬間が来るから、今はただ楽しんで技術を伸ばしてくれてればそれでいい。 そのためのサポートは最大限したいと思っているので、今やるべきことを着実にやっていこう」 と声をかけてもらいました。 私はその言葉で、めちゃくちゃハッとしました。自分はやるべきことから逃げてたのかもしれないと感じて、目の前のことに真剣に向き合おうと改めて決心しました。

もう一回0から開発に向き合った

まずは、基礎力の強化のためにフィヨルドブートキャンプという外部研修に通わせていただきました。 1ヶ月の研修が終わって会社に戻ってきてからは、チーム内のプロジェクトに所属して、1つのアプリケーションを任せてもらいました。 その中で超強エンジニアのチームリーダーにレビューをもらいながら開発を進めました。 さらにビジネスサイドの方と連携を取ったりしながら開発を進め、以前に比べてかなりエンジニアとしての職務を遂行できるようになりました。

また、技術面でのスキルが足りなくても、安心して仕事を任せられるような工夫はできると感じたので、例えば報告、連絡、相談を自発的に行うのは特に意識しました。

丁度この頃に書いたQiita記事がこちら 新人エンジニアの私が圧倒的成長するためにやっていること - Qiita

もちろんまだまだスキルは足りないですが、足りないながらに自走しながらコミットしていく力や、技術を楽しんで伸ばしていく姿勢を評価していただき、晴れて正社員として迎え入れていただきました。

これからも楽しく開発していくぞい!

エンジニアとしての実務未経験で入社したのも、インターンからの正社員登用も、弊社では私が初ということで、この道をもっとオープンにできるようここから活躍していきたいと意気込んでおります。

エンジニアとしてプロダクト開発にコミットしていくのはもちろん、登壇や技術ブログの発信も積極的にやっていきます。

宣伝: 早速今度3/2に開催されるTokyoGirls.rbというイベントで初めての登壇します! ここでは割愛した、エンジニアを目指したきっかけ詳細ver.や女性ならではの視点でエンジニアのキャリアプランを話す予定です。女性が参加しやすいRubyの勉強会なので是非ご参加ください。

これからもやっていき💪

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