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データエンジニアのわたしがSmartHRのAIチームに入った理由

こんにちは!SmartHRのAIチームにデータエンジニアとして6月に入社したhanaoriです。

「どうしてAIチームにデータエンジニアとして入ろうと思ったのか」「そもそもデータエンジニアってなんやねん」と思われる方もいらっしゃると思います。わたしの簡単な経歴を踏まえつつ、 SmartHRのAIチームでデータエンジニアとして働く魅力 をお伝えできれば嬉しいです!

こんな人間です

もともとはサーバーサイドエンジニアとしてプロダクト開発に関わっていました。自分がつくった機能をユーザーに使ってもらえるのが、素直に嬉しかったです。

データエンジニアへの転機が訪れたのは、note株式会社で働いていたときのことです。サーバーサイドエンジニアとして入社しましたが、社内で統計学を学ぶ機会があって、すっかり魅了され「データめちゃくちゃ面白い!」と連呼していたところ、データつながりということでデータ基盤をつくるお仕事をもらいました。
(余談ですが、当時は同僚を統計学の力でシティボーイ化するなどして楽しんでました。)

データ基盤とは、企業がデータを活用してビジネス価値を生み出すために、データの収集・蓄積・加工・活用を行うシステムや仕組み全体のことです。

初期構築からBIツールの導入など、色々経験させてもらい、そこからずっとデータ基盤を構築するデータエンジニアとして働いています。主にRuby on RailsやMySQLを利用していたサーバーサイドエンジニア時代とは技術スタックも大きく変わり、AWS Data FirehoseやLambda、AthenaといったIaaSからSnowflakeやLookerなどのSaaSを扱うことが多くなりました。全く異なる技術に触れる機会を持てて、とても楽しかったことを覚えています。

データエンジニアとしての葛藤

楽しく思う反面、長く続けていると葛藤する場面も出てきました。

データエンジニアとして働くと、通常はデータ基盤チームのような職種で固められたチームに所属することが多いかと思います。その結果、専門性を深められる一方で、機能開発やユーザーからの距離が遠くなり、寂しさを感じることもありました。

プロダクトを通じてユーザーに直接価値を届けることに喜びを感じていた自分としては、「ユーザーに近いところで働きたい」という気持ちと「データエンジニアとしての専門性を活かしたい」という気持ちの狭間で悩むことがありました。再びユーザーに近づくにはデータエンジニアを辞めるしかないのだろうかと、真剣に考えた時期もあります。

プロダクト志向のデータエンジニアという道

そんな時に出会ったのがSmartHRです。AIチームのデータエンジニアとして入社し、今はデータを活用したプロダクト開発に直接関わっています。ここではデータエンジニアリングの専門性を持ちながらも、プロダクト作りに積極的に参加できる環境が整っています。

今はユーザーが安心かつ納得感を持ってデータにアクセスし自社の成長に活かせるように、あるいはAIで活用しやすい形でデータを保存できるようにデータウェアハウスの構築やデータモデリングを進めています。

また、基盤を構築するだけでなくAPIの提供や実際にユーザーに届ける部分まで、積極的に手を伸ばせばデータエンジニアの垣根を超えてどこまでも挑戦できそうです。ユーザーのそばでデータも用いながらサービス開発に関われることがとても刺激的でやりがいを感じています。

入社して感じる可能性

実際にひと月この環境で働いて感じるのは、 「データエンジニアを経験したからこそプロダクト開発に貢献できることもある」 ということです。SmartHRがこれから業務の効率化と人的資本経営への貢献をAIで行っていくにあたり、データはますます大切になってきます。プロダクトで効率的にデータを扱うための基盤や生産的なデータモデリングを通じて、データエンジニアの経験がチーム、さらには会社全体の役に立てられるフェーズだと思っています。すべての働く方々をデータ・AI面から支えていける可能性があり、ワクワクします。

また、データエンジニアリングも奥深くて大好きですが、せっかく色々できそうな環境なので、それだけに固執せずより良いプロダクトを目指して、経験のないことにも積極的に取り組んでいきたいです。

今回わたしが感じたことが、同じように 「データエンジニアリングの専門性を活かしつつ、プロダクト開発にも関わりたい」 と思っている方にとって何か新しい道を見つけるきっかけになれば嬉しいです。

We are hiring!

SmartHRでは現在、AIに関連するエンジニアやプロダクトマネージャーを募集しています。まずはカジュアル面談からでも大歓迎ですので、ざっくばらんにお話ししてみませんか!