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Roppongi.rb「Proposals on Rails 2025」がSmartHRで開催されました

こんにちは!プロダクトエンジニアのkureです。

2025年9月11日、SmartHR本社8Fのイベントスペースで、Roppongi.rbによる「Proposals on Rails 2025」が開催されました。 9月26-27日に開催されるKaigi on Rails 2025に向けた前夜祭として企画され、プロポーザルが不採択だった方や応募が間に合わなかった方にご登壇いただきました。

当日はあいにくの大雨でしたが、20名近くのRubyistが集まり、Railsを中心に多彩なテーマの発表と知見共有が行われました。本記事では、その様子をレポートします。

Roppongi.rbとは

Roppongi.rbは六本木周辺のRubyistが中心となりRubyistのためのミートアップを企画したりするRubyコミュニティです。

roppongirb.connpass.com

SmartHRでの開催は、2025年5月に続いて5回目となります。

tech.smarthr.jp

参加人数

あいにくの天気にもかかわらず、18名の方にご参加いただきました!

オープニングの様子

開幕

オーガナイザーのryosk7さんの開会宣言の後、会場およびドリンクスポンサーを務めたSmartHRのLTからはじまります。

SmartHRのスポンサーLTとして、プロダクトエンジニアのshinokuさんが「Roppongi.rbへの会場提供を始めて1年が経ちました —— 1年間の振り返りと今後の展望」というタイトルで登壇しました。

shinoku さんによるスポンサーLT

続いて、フードスポンサーを担っていただいた株式会社Hubbleさんの登壇です。

Hubble社 藤井さんによるLT

Roppongi.rb恒例の参加者全員による自己紹介タイムです。1人30秒程度で自己紹介をしていきます。

自己紹介の様子

参加者LT

メインコンテンツの参加者LTが始まります。 今回は4名の方々にご登壇いただきました。

今回は4名の方にご登壇いただいたため、普段のSmartHR開催回で設けている時間制限は適用せず、じっくり内容を聞けるゆったりとした進行でLTを楽しみました。

1つ目のLTは igaiga さんによる「Railsを学ぶポイントとコツ デバッグ編 LT版」です。本LTでは、提出したプロポーザルの10〜20%に要点を絞って紹介してくださいました。デバッグを助けるgemや実用的なメソッドも取り上げ、実務にすぐ役立つヒントが詰まっていました。 また、CFP提出時にプレビューが表示されない不具合に遭遇したエピソードも共有されました。

speakerdeck.com

igaiga さんによるLT

2つ目のLTは Yohei Yasukawa さんによる「233台のノートPC寄贈の制約充足問題を解決する技術」です。まず制約充足問題の概要を解説した上で、日本全国のCoderDojoに233台のノートPCを配布するにあたり、4つの制約を満たす解をどのように導いたかが紹介されました。配分アルゴリズムはRubyで実装され、その結果を踏まえて実際の作業に落とし込んだプロセスまで共有いただきました。

Yohei Yasukawa さんによるLT

3つ目のLTは Taketo Takashima さんによる「Alternative rails-ujs」です。運用中のアプリケーションで、rails-ujsと互換性のある独自ライブラリを自作し、移行した取り組みを紹介してくださいました。移行時の選択肢や進め方、自作した「alt-ujs npm」についても具体的に触れられていました。

speakerdeck.com

Taketo Takashima さんによるLT

最後に、うなすけ さんの飛び込みLT「あのとき妖精さんは何をしていたのか」がありました。igaigaさんのCFP提出時に発生したプレビュー不具合(HTTPの500 Internal Server Error)を、どのように検知し、原因を切り分け、修正に至ったかという裏側の対応記です。実は当時の対応を担っていたのが、うなすけさんご本人。コミュニティを陰で支える運用・改善のリアルが伝わるLTでした。

うなすけ さんによるLT

懇親会

全参加者のLTが終了したあとは、懇親会にうつります。

フードスポンサー企業である株式会社Hubbleさんには、素敵なお食事をご提供いただきました!

素敵なお食事 その1
素敵なお食事 その2
素敵なお食事 その3
懇親会の様子

最後に

今回のProposals on Rails 2025は、Kaigi on Railsに応募したものの採択されなかった発表や間に合わなかった貴重な知見を共有する場として、とても有意義なイベントとなりました。

SmartHRとしても、Railsに焦点を当てた今回のコミュニティイベントを支援できたことを嬉しく思います。会場を提供することで、エンジニア同士の交流や知識共有に少しでも貢献できたのであれば幸いです。

Roppongi.rbの皆様、登壇者の皆様、そして参加者の皆様、素晴らしい時間をありがとうございました。今後もこのようなコミュニティイベントを通じて、RubyやRailsのエコシステムがさらに発展していくことを願っています。

9月26-27日のKaigi on Rails 2025本番も、きっと素晴らしいイベントになることでしょう!

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