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【令和四年最新】SmartHRが協賛したイベントやOSSなどをご紹介します

こんにちは、エンジニアのkinoppydです。今回は、SmartHRが2022年に行った協賛やスポンサーのお話をしてみようと思います。

このエントリの目的

最初に重要な点ですが、これは採用目的のエントリです。じゃあなんで協賛やスポンサーの話が採用目的の話になるの? というところなんですが、それは協賛やスポンサーを決める過程や関わり方に関係があります。SmartHRでは、もちろん自社の露出を目的に協賛やスポンサーを行うのですが、それと同じくらい「自分たちがお世話になっている技術への恩返し」のマインドがあります。

例えば、RubyKaigiやPMカンファレンスなどのイベントへの協賛は、見返りとして会期中に何度もロゴの掲載や、ブースの出店などの権利が与えられたりします。なので、かなり直接的に採用活動を行うことができたり、その効果測定を行えたりします。その一方で、RubyAssociationへの協賛やtextlintへのスポンサーは、直接的にSmartHRのロゴなどを宣伝するような性質の協賛ではありません。それでは、なぜそのような種類の協賛をしているかというと、我々が普段利用している技術へのリスペクトであったり、協力であったり、恩返しであったりします。これらの協賛はどのようにして決めているかというと、大半は社内からの公募によって決めています。以前は週に一度のエンジニア全体のミーティングの際に「なにか協賛したいイベントとかあったら教えて」みたいなコーナーがあり、協賛したいものがある人はそこに話を持っていっていたのですが、今は思い立ったらSlackで「どうですかこれ」みたいな感じで提案してみんなで検討するケースが多いです。

このように、SmartHRではなにかに協賛したいと提案するハードルがとても低い組織です。もちろん、提案したから何でもかんでも通るわけではない(会社の活動に結びつかないとか、窓口が海外や個人で反社チェックとかのやり方がわからない、とかいろいろ理由はあります)ですが、開発者が自らの意思で提案でき、それが実際の協賛につながるというケースが非常に多くあります。例えば私の提案であれば、RubyAssociationやRails Guideなどが採択されました。今回のエントリでは、SmartHRが実際に協賛したイベントやOSSなどを紹介しながら、「自分もこういう協賛とか提案してみたいな」と思えるエンジニアの方々への採用アピールとさせていただきます。

2022年SmartHRの協賛

Ruby関連

RubyAssociation

www.ruby.or.jp

SmartHRでは、2021年の中頃からRubyAssociationへPlatinum Sponsorとしての協賛を行っています。言わずもがなSmartHRはRailsをすべてのプロダクトで採用しており、SmartHRといえばRubyの会社と言っても差し支えないと思います。そのRubyの普及やコミュニティの促進などを行っているRubyAssociationには協賛するべきでしょむしろなんでしてないの、という形で提案して協賛が決まりました。

RubyKaigi2022

rubykaigi.org

RubyKaigiです。こちらは2017年からスポンサーを行っており、2022ではカスタムスポンサーという枠で協賛を行いました。2022年はマスク用アイコンシールに加え、おなじみのスケジュールアプリとグルメマップも実施しています。

tech.smarthr.jp

Rails Girls Tokyo 14th

railsgirls.com

Rails Girlsは、ヘルシンキで始まったイベントで、女の子と女性(原文だと girls and women)がより技術に親しめることを目的としています。Rails Girls Tokyo はそのイベントの東京版であり、SmartHRではエンジニアのジェンダー比率の現状、それに対するアファーマティブアクションとして協賛しており、技術顧問とエンジニアがメンターとして参加しています。また、開発部門以外のSmartHRメンバーも、受講生として参加しています。Rails Girls出身のエンジニアもおり、感謝の意味もこめて協賛をしました。

Kaigi on Rails 2022

kaigionrails.org

こちらも、現在ではかなり多くの方が参加されているRailsのカンファレンスです。RubyKaigiとは違い、Railsと銘打っているところが特徴です。SmartHRでは当然Railsを使っているので、Railsのコミュニティにも貢献したいという考えで協賛しています。

Ruby on Rails ガイド

railsguides.jp

Railsのコードを書く人なら、必ず一度は目にするRails ガイドです。むしろ、みんなものすごく参照してるんじゃないでしょうか? 自分はめちゃくちゃしてます。これだけ参照されているガイドですが、2022年1月時点でのお金の話を聞いていると、単体ではまだまだ大変のようです。

speakerdeck.com

そこで、国内のRailsエンジニアの下支えをしているこのプロジェクトの助けになればと思い、協賛を決めました。

スクラム関連

SmartHRでは、めっちゃスクラム頑張ってます。専任のコーチもいます。テックブログにもスクラム関連の記事が沢山書かれています。なので、スクラム関連のイベントにも協賛&登壇をしています。

SCRUM FEST Osaka 2022

www.scrumosaka.org

スクラムに関する幅広い話題のカンファレンスです。シルバースポンサー枠で協賛しました。活動の根底には「スクラムが世界を変えていく大きな原動力が実践者のコミュニティとカンファレンスにある」という考えがあるそうで、大阪なのは日本のスクラムイベントが東京にしかなかったためらしいです。今年はオンライン開催だったようなので、様々な場所の人が参加できたみたいですね。SmartHRからも、VPoEとエンジニアが2名登壇しています。

PM関連

SmartHRのテックブログは、PMの人たちからの情報発信も非常に多いです。発信力の高いPMたちが、PM関連のイベントにも協賛を行っています。

プロダクトマネージャーカンファレンス2022

2022.pmconf.jp

PMの学びと交流を目的としたカンファレンスです。国内で開催されるPMのカンファレンスは数少なく、中でも大規模のものとしては唯一と言えるイベントです。PM界隈を盛り上げていくために協賛を行いました。

Product Leaders 2022

japancpo.org

日本CPO協会が主催するオンラインイベントです。海外のプロダクトリーダーたちの話が聞ける貴重な機会であり、SmartHRのPMやPMMも参加して勉強させてもらっているため、協賛しています。

アクセシビリティ

アクセシビリティは、SmartHRのプロダクトにおいて強く意識している問題です。すべての従業員に使いやすいプロダクトを目指すために、アクセシビリティに関する活動にも協賛をしています。

アクセシビリティの祭典2022

accfes.com

障害のある方を支援する技術に関するカンファレンスです。Webに関するアクセシビリティの話題も活発で、SmartHRも2020年からアクセシビリティを世に普及させるためにスポンサーを続けています。また、プログレッシヴデザイングループの辻さんがスピーカーとして登壇しています。

OSSスポンサー

OSSへのスポンサーは、実は様々な理由で会社として行うにはハードルが高いのですが、それでもSmartHRとしては社内で利用しているOSSに対して感謝と貢献の意を示したいと思い、少しずつではありますが寄付先を開拓していっています。

textlint

tech.smarthr.jp

textlintは、文章の構成補助ツールです。SmartHRのデザインシステムに適合したルールプリセットを作成し、社内の多くのプロダクトで利用されています。このtextlintというツールはazuさんの個人開発のOSSプロダクトですが、その素晴らしさに対してなにか報いることができないかというtextlintのプリセットを作成したチームからの提案で、寄付が決まりました。2021年からスポンサーを行っており、今年も継続しています。

採用の話

最初にお伝えしたとおり、このエントリの目的は採用です。SmartHRでは、自分たちが使っている技術やそのコミュニティへの協賛を積極的に行っている組織です。また、スポンサーや協賛に対して声を上げやすい組織でもあります。普段自分たちが使っている技術やそのコミュニティに対して、なにか還元ができることが無いかと思っているのであれば、ぜひSmartHRのカジュアル面談を検討してください。採用が成功し、SmartHRがより大きくなることによって、より技術やコミュニティに対して還元していける量も増えていきます。一緒に技術でお金を稼いで、そのお金をコミュニティに還元していきましょう!

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